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鎌倉殿の13人と御成敗式目(貞永式目)〜北条泰時が定めた武士による裁判のための法律。御成敗式目の目的と影響。読み方は「ごせいばいしきもく」

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御成敗式目は1232年に北条泰時が定めた裁判の基準です。大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で登場する源頼朝(大泉洋さん)が確立した武家による支配を、約700年近くに渡って正当化するための基礎となった法律です。

なお北条泰時のキャスト(新しいタブで開く)は坂口健太郎さんです。

御成敗式目の目的と影響

鎌倉幕府の規模がまだ小さかったころ、御成敗式目は幕府の中だけで使われていたルールでした。ですが鎌倉幕府の勢力が大きくなるにつれ、その存在が全国に知れるようになり、鎌倉幕府から政権を引き継いだ室町幕府の統治にも影響を及ぼしました(NHK高校講座のページを参照)

御成敗式目には相続・殺人罪・文書偽造の罪などの紛争解決に定められていました。

「鎌倉殿の13人」の第1回「大いなる小競り合い」では、工藤祐経(坪倉由幸さん)が伊東祐親(浅野和之さん)に奪われた土地を返してもらうよう直談判していましたね(この紛争はのちの「曽我兄弟の敵討ち」の話に繋がります)。

こういった土地の所有争いが悲惨な殺し合いにつながるのではなく、御成敗式目を基準として法に基づいて解決されていくようになった考えられます。