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TBS 日曜劇場「この世界の片隅に」最終話(2018年9月16日放送) 感想〜「昼行灯の北條周作くん」 #尾野真千子 #松坂桃李 #松本穂香 #この世界の片隅に

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「この世界の片隅に」がとうとう終わってしまいましたね。最終話も原作版の名シーンがずらり並んでましたね。進駐軍の残飯雑炊や、浦野すみちゃんの左手にできた紫色のあざ。笑いあり涙ありのラストだったと思います。

漫画版「この世界の片隅に」の再現お疲れさま!

さいごの記念に北條ファミリーで記念写真ですね。松本穂香さん、松坂桃李さん、尾野真千子さん、浅田芭路さん、田口トモロヲさん、伊藤蘭さん。お疲れさまでした。どの方の演技も素晴らしかったと思います。100回ぐらいを目を通して、そのうち本に穴が空くかもしれないと思ったほど読んだ原作漫画を実写にするとこうなるのかと感心しました。

昼行灯の北條周作・すず夫婦にあっぱれ

まったくもって個人的な主観ではありますが、ストーリーを通して一番演技が上手かったのは、北條周作さんを演じた松坂桃李さんだと思います。なぜなら原作の周作さんは中巻(P.50)で自分の性格をこのように評してます。

確かにわしゃ暗いわい、ほいでも女々しい思うとろう

そうなのです、周作さんは暗いのです。ですので原作に忠実であろうとするならば、松坂桃李さんはヒロインの夫でありながら、目立ってはいけないのです。またその「脇」を固めるためにも、個性の強い姉・黒村径子さんを尾野真千子さんの演技が光っていたと思います。

もちろんドラマを見てどのような感想を抱くかは、その人の自由です。繰り返しますが、自分はぼんやりとした昼行灯のような松坂桃李さんの演技が好きでした。戦争が終わって、同じく昼行灯の北條すずさんに戻った松本穂香さんもお疲れさまでした。