PayPalの個人間送金が2018年10月25日から可能に ~ PayPalポリシーの更新 #PayPal #個人間送金

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PayPalのポリシーによりますと2018年10月25日をもってユーザー規約が改訂され、ビジネスおよびプレミアユーザー用の個人間送金が可能となります。

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資金源がPayPal残高または銀行口座で、かつ国内支払いの処理または受け取りの場合、個人間の支払い手数料は無料です。また国内ではなく海外支払いの手数料は日本円で499円となります。

目次

為替における「送金」と「振込」の相違点

送金とよく似た行為に振込があります。両者は銀行法における為替の下位概念です。それぞれの特徴を簡略的に表すと以下の通りです。

振込による資金移動

支払依頼人 → (預金口座) → 仕向銀行 → (資金移動) → 被仕向銀行 → (預金口座) → 受取人

送金による資金移動

支払依頼人 →  仕向銀行 → (資金移動) → 被仕向銀行 → 受取人

両者の違いのポイントは、資金移動に際して(支払依頼人と受取人の)預金口座が活用されているかどうかにあります。振込・送金ともに銀行が介在しているものの、送金では預金口座は使われていません。詳しくはこちらのページも合わせて参考にしてください。

PayPalを介して異なる銀行間での送金が可能に

いまでも同一銀行の支店間同士であれば手数料は無料の場合があります。ですが他行間同士の振込については手数料がかかる場合が多く、資金移動に一定のハードルがありました(三菱UFJ銀行の銀行振込など)。

今回の改訂にともない、PayPalを介しての異なる銀行間での国内送金が無料になります(すでに銀行口座からPayPalアカウントへの引き落としが可能になっているため。詳細はこちら)。

PayPal払いで結婚のご祝儀・葬儀の香典を

PayPalは資金決済法にもとづく資金移動業者として、金融規制の観点からは、これまでも1回100万円までは資金移動は可能でした。日本のPayPal的に個人間送金ができなかっただけに、2018年10月25日をもって改訂されるポリシーの更新は意義が大きいものと考えられます。

送金は収納代行と異なり、支払人と受取人の間に商取引の行為がなくても資金移動が可能です。個人的な推測ではありますが、今回の改訂により近い将来に結婚のご祝儀「葬儀の香典」などについてPayPal払いが出現するのではないかと考えています。

2019年3月27日(水)・28日(木)追記

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2019年3月27日(水)に実際にPayPalの個人間送金機能がリリースされました。友だち・家族などに割り勘や仕送りなどをしたいと思われている方は、ぜひ上記の記事を参考にしてください。

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