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PayPal 銀行口座から決済できるサービスとペイアウト(送金)サービスの拡充を発表

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PayPalが2018年6月25日に2種類の新サービスを発表しました。新サービスの内容は以下の通りです。

  • 銀行口座との連携で決済できるサービス
  • 企業から個人へのペイアウト(送金)サービス

銀行口座振替によるPayPal支払いサービス

PayPalは従来のクレジットカードの支払いに加えて、銀行の口座振替による支払いにも対応できるようになりました。銀行口座をPayPal口座と連携させてEコマースの決済ができることになります。なおPayPalと口座振替の連携ができる銀行は以下の6行です。

  • みずほ銀行
  • 三菱UFJ銀行
  • 三井住友銀行
  • りそな銀行
  • 埼玉りそな銀行
  • ゆうちょ銀行

2018年10月13日追記

2018年9月27日からPayPalで銀行の口座振替サービス(銀行引き落とし)ができるようになりました。

PayPalで銀行引き落としを使うためにはPayPalと引き落とし銀行に対して、事前に申請する必要があります。その方法についてはビジネスアカウント(支払いと受け取りができるアカウント)とパーソナルアカウント(支払いのみできるアカウント)に分けて、上記の記事で説明しています。

また申請後、銀行引き落としを使った買い物方法についても説明していますので、ご興味のある方はぜひ参考にしてください。

企業から個人へのペイアウトサービスの解禁

銀行口座振替サービスに加え、さらに企業から個人へのペイアウトサービス(送金)が解禁されました。具体的には以下のサービスが、2018年7月から新しく追加されます。

  • パーソナルアカウントのユーザーは本人確認なしで、企業からPayPal口座に1回あたり10万円までの受け取りが可能
  • パーソナルアカウントのユーザーは本人確認を済ませれば、企業からPayPal口座に1回あたり100万円までの受け取りが可能
  • パーソナルアカウントのユーザーは本人確認を済ませれば,PayPal口座から連携している銀行口座へ資金の移動が可能

手数料と個人間送金について

今回のペイアウト機能拡充に関連するプレスリリースでは、「企業と個人間の送金と付随サービスが可能になった」ということが伝えられています。ただPayPalの一ユーザーとして気になるところは、送金手数料と個人間送金の取り扱いです。

PayPalを通しての商取引については、「3.9% + 40円」をはじめとした取引金額に応じた決済手数料が必要です。ですがペイアウト(送金)は商取引ではありません。おそらく決済手数料よりは安い手数料になると思われますが、そのパーセンテージについてPayPalユーザーとしては非常に気になるところです。

またEngadget日本版の記事を読む限り、「企業・個人間の送金」は解禁されたものの、「個人間送金」については言及されていません。個人間送金が解禁になると、以下の行為がやりやすくなります。

  • 飲食代の割り勘
  • 生活費の仕送り
  • 災害時の見舞金の送金

いずれもお金の流通が促進される行為です。今後もPayPalの新サービス展開に期待です。

2018年7月3日追記

ペイアウト機能利用による手数料が判明しました。ペイアウトサービスのページ(新しいタブで開く)において紹介されています。

  • 国内への支払い 2% (最大120円)
  • 海外への支払い 2%(最大5000円)