大河ドラマ「津田梅子」の可能性について〜2024年・2025年のNHK大河ドラマの主人公を考えてみた

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2024年度上半期ごろに、津田梅子を肖像とする新しい五千円札が発行されます。また2022年1月ぐらいになると、「どうする家康」の次の大河ドラマとなる、2024年放送の大河ドラマの制作発表がされる可能性があります。

先日、津田梅子をモデルとしたNHK朝ドラが放送されることに期待したブログ記事を公開しました。今回の記事では津田梅子が大河ドラマの主人公として取り上げられるかどうか考えてみたいと思います。

目次

女子英学塾 津田塾大学 歴史的な功績から

大河ドラマの主人公になるからには、何かしら日本の歴史に貢献した分かりやすい功績が必要です。津田梅子ならば女性の高等教育に尽力したという実績があります。その実績は、女子英学塾であり現在の津田塾大学として梅子の理念が伝わっています。

その実績があり、歴史的に評価があるからこそ、財務省は新一万円札の渋沢栄一と同様に新五千円札の肖像画モデルとして採用したのでしょう。

女性の大河ドラマ主人公 大河ドラマのローテーションから

2013年 八重の桜(新島八重・綾瀬はるかさん)
2014年 軍師官兵衛 (黒田官兵衛・岡田准一さん)
2015年 花燃ゆ(杉文・井上真央さん)
2016年 真田丸(真田幸村・堺雅人さん)
2017年 おんな城主直虎(井伊直虎・柴咲コウさん)
2018年 西郷どん(西郷隆盛・鈴木亮平さん)
2019年 いだてん(金栗四三と田畑政治・中村勘九郎さんと阿部サダヲさん)
2020年 麒麟がくる(明智光秀・長谷川博己さん)
2021年 青天を衝け(渋沢栄一・吉沢亮さん)
2022年 鎌倉殿の13人(北条義時・小栗旬さん)
2023年 どうする家康(徳川家康・松本潤さん)

2013年から2023年に放送されたまら放送された大河ドラマのタイトル名・主人公・主演俳優を並べてみました。これらの大河ドラマごとに日本史の時代区分をつけるとこうなります。

2013年 近世〜近代(幕末〜明治)
2014年 中世(戦国)
2015年 近世〜近代(幕末〜明治)
2016年 中世(戦国〜江戸時代初期)
2017年 中世(戦国)
2018年 近世〜近代(幕末〜明治)
2019年 近代〜現代(明治〜大正〜昭和)
2020年 中世(戦国)
2021年 近世〜近代(幕末〜明治〜大正〜昭和)
2022年 古代〜中世(平安末期〜鎌倉初期)
2023年 中世(戦国〜江戸時代初期)

ところどころNHK大河ドラマが不得意とする、古代・現代が時代背景となっている年もありますが、中世が2回くらい続いたのち、近代が1回というパターンという傾向にあります。

さらに主人公を演じた俳優さんの各年の大河ドラマにおいて、主演俳優をつとめられた方の性別で表してみましょう。

2013年 女性
2014年 男性
2015年 女性
2016年 男性
2017年 女性
2018年 男性
2019年 男性・男性
2020年 男性
2021年 男性
2022年 男性
2023年 男性

この10年間で2018年から2023年の間は、男性が主人公をつとめている傾向にあります。「そろそろ大河の主人公は男性ではなく、女性を起用しようか…」というバランスが働くのではないでしょうか?

津田梅子 大河ドラマ主人公も可能性大

「中世が2回くらい続いたのち、近代(幕末)が1回」というパターンと、直近数年間は男性しか主人公をつとめていないということを考えると、そろそろ主人公として津田梅子(1864年生まれの1929年死去)が取り上げられるのも、当たらずとも遠からずという感じがします。

2023年に放送されることが決まっている「どうする家康」の次に放送される大河ドラマは何になるか気になるところです。

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