先日、WordPressプラグインのRedirectionに関する記事を書きました。Webサイトの改装などでURLを変更したい場合に、このプラグインを使うと変更前のURLから、変更後のURLへとスムーズに誘導(301リダイレクション)してくれます。
では、その301リダイレクションによって、Webマスターツールにすでに登録した変更前のURLは、どれぐらいの時間でGoogle検索にかからなくなるのでしょうか?
すでに古いURLをWebマスターツールに登録している場合、非常に気になるところです。
目次
古いURLから新しいURLへの移行は約48時間以内
以下は、個人的に試してみたURLの引継ぎ実験の結果です。Google Anlyticsの様子をもって、ご説明しましょう。前提条件は以下のとおりです。
- URLの変更作業は2014年7月7日(月)から7月8日(火)までの2日間に行った
- 「集客」のチャネルは約9割が、自然検索(オーガニックサーチ)である
- 変更後の新しいURLはWebマスターツールにインデックス登録を行っていない
7月7日(月)(作業1日目)の様子
作業1日目の「行動サマリー」です。WordPressのパーマリンク設定を、投稿名のみからカテゴリー名と投稿名を合わせたカスタム構造に切り替えています。
未変更のURLも残っていたせいもありますが、301リダイレクションが、それほど反映されているようには見えません。
7月8日(火)(作業2日目)の様子
変更前のURLは、ほとんどが変更後の新しいURLに誘導されています。一部、古いアドレスが検索にかかっているようです。
7月9日(水)(作業終了後)の様子
このころには古いURLは、新しいURLに引継ぎが完了していると考えられます。今回の実験では、URLの引継ぎは遅くとも、48時間ほどで行われていると考えられます。
301リダイレクション導入時の留意点
ちなみに301リダイレクションによるURLの引継ぎには、2つの留意点があります。
- そもそも必ずしも古いURLがWebマスターツールから削除されるわけではない
- より早く古いURLを削除したい場合は、ステータスコード410を返すようにする
以上、301リダイレクションとURL引継ぎの時間に関するTipsでした。
〔参考サイト〕