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水泳でダイエットをしたかったら「泳ぎ方」に気をつけよう。意識的な技術訓練の例 #水泳ダイエット

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水泳ダイエットのコツは「きれいに長く泳ぐ」ことであり、「きれいに泳ぐ」ためには「意識的訓練」が必要です。先日の記事では「意識的訓練」がダイエットに繋がることを説明しました。今回の記事では、「意識的訓練」の具体例を1つご紹介します。

水泳でダイエットをしたかったら「泳ぎ方」に気をつけよう。意識的な技術訓練のすすめ #水泳ダイエット

今回ご紹介する意識的訓練は「背中」を反らすことです。泳いでいるときにとき背中を反らすことができれば、「背中→腹筋→太もも→すね」にある筋肉をまんべんなく使えるようになります。

陸上での練習

背中を反らすというとラジオ体操のような動作をイメージするかもしれません。ですが水泳で背中を反らす動作は、ラジオ体操で行う動作とは異なります。ラジオ体操で行う背中を反らす動作は立ったまま行いますが、泳ぎのために生かす背中を反らす動作は床で仰向けになって行います。

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両者の違いを簡略して表すとこんな感じです。ラジオ体操で背中を反らすときは、「腰→背中」の順番で体を動かしますが、床で背中を反らすときは背中そのものを持ち上げます。

水中での練習

陸上で背中そのものを動かす練習をしたら、次に水中で背中そのものを動かす練習をします。と言ってもいきなりクロール・平泳ぎ・背泳ぎ・バタフライの完成形の泳ぎで背中を反らす動作を行うことは難しいと思います。そこで水中でも背中だけを動かす練習をビート板・プルブイだけを用いて行います

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上記の図のとおり、体の前面でビート板をもち、股でプルブイを挟みます。この状態で陸上で行った背中を反らす動作を行います。このときの注意点は2点です。

無理に進もうとしない

この練習泳法はわざと可動域を狭くしています。したがってほとんど前に進みません。お尻から膝を下方向に押すと、可動域が広くなり前に進みます。ですが背中を反らす動作にならないので練習している意味が無くなります。

もしこの練習泳法で進みたいと考えるならば、「下に蹴る」のではなく、「上に蹴る」というイメージをしてください。そうするとかかと自然と水面から出るようになります。

途中で立っても良い

25mプールで泳いでいるとついスタートからゴールまで立たずに泳ごうとしますが、25mを泳ぎ切るる必要はありません。この練習泳法はプールの壁や床をけって勢いをつけたほうが、背中を動かしやすくなります。

どうしても「背中が動かせない」または「まったく前に進まない」状態になったら、途中で立って床の反発力を使って背中を反らせながら進みましょう。

ちなみにプールによっては途中で立っても良いコースとそうでないコースがあります。この練習泳法で泳ぐときは途中で立っても良いコースを選びましょう。

練習の効果

背中そのものの力を使って体を操作することができるようになると、クロール・平泳ぎ・背泳ぎ・バタフライのいずれの泳ぎでも抵抗が少なくなります。前から向かってくる水の抵抗をかわすことができるようになるからです。

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また背中そのものを持ち上げるとムチをしならせるの同じく、「背中→腹筋→太もも→すね」の順番で体をしならせることができるようになります。

体をしならせる動作は陸上ではかなり難しい動作になりますが、水泳では反復練習をすると比較的簡単にできるので、効率的なカロリー消費につながります。