桜川涼子のモデルは明治大学専門部女子部の法科学生たち
朝ドラ「虎に翼」に登場する桜川涼子(桜井ユキさん)には、具体的な名前をあげられるモデル人物はいないと考えられます。
しかし「虎に翼」のヒロイン・猪爪寅子(伊藤沙莉さん)が通う明律大学女子部法科のモデルとなった、明治大学専門部女子部法科に通っていた女子学生たちがモデルとなったことは推測できます。
虎に翼 明律大学女子部とは明治大学専門部女子部のこと
ヒロイン・猪爪寅子のモデルとなった三淵嘉子は、東京女子高等師範学校附属高等女学校を卒業した後、1932(昭和7)年に明治大学専門部女子部法科に入学します。
「虎に翼」では明律大学女子部という架空の大学に置き換えられていますが、法律考証は明治大学の村上一博法学部教授(大学史資料センター所長)が担当されています。
桜川涼子は明治大学の多様性を表すためのオリジナルキャラクター
村上一博教授は2024年3月20日にNHKで放送された「虎に翼」の番宣番組「もうすぐ虎に翼」に出演され、当時の明治大学女子部には日本全国からさまざまなバックグラウンドを持った女性たちが集まってきたと言います。
三淵嘉子のような高等女学校を卒業したばかりの10代女性もいれば、中には離婚を経験したことがある40代の女性も入学してきたとのこと。
🐯 #トラつば人物紹介 🪽
桜川涼子 ✎ #桜井ユキ
華族のお嬢さま。ファッションや行動が雑誌で取り上げられるほどの有名人。海外で過ごした経験もあり英語が堪能で、成績優秀。いつもお付きの玉(羽瀬川なぎ)を伴って登校している。#朝ドラ #トラつば #4月1日スタート pic.twitter.com/SjDOlQ60tj
— 朝ドラ「虎に翼」公式 (@asadora_nhk) March 9, 2024
桜井ユキさん扮する桜川涼子の役柄は華族のお嬢さまで、ファッションや行動が雑誌で取り上げられるほどの有名人というところです。桜川涼子は当時の明治大学専門部女子部が多様な女子学生を受け入れていたことをわかりやすくするために生まれたキャラクターではないかと考えられます。