虎に翼 モデル 雲野六郎(うんのろくろう) 虎ノ門の弁護士事務所の弁護士 塚地武雅さん 雲野法律事務所代表 朝ドラ「虎に翼」より
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雲野法律事務所のモデルは虎ノ門の弁護士事務所
「虎に翼」の雲野法律事務所の弁護士・雲野六郎(塚地武雅さん)とは、三淵嘉子が弁護士時代に実際に通っていた東京・虎ノ門の法律事務所に在籍した弁護士がモデルになっていると考えられます。
丸の内の法律事務所と虎ノ門の法律事務所
「家庭裁判所物語」によると、「虎に翼」の猪爪寅子のモデルとなった三淵嘉子は1938年に文官高等試験司法科に合格した後、同じく同期で合格した久米愛・中田正子とともに弁護士試補として丸の内の法律事務所で司法修習をしていました。
「虎に翼」に登場する雲野法律事務所とは、ひょっとすると三淵嘉子が弁護士試補時代に司法修習のために通っていた丸の内の法律事務所と、弁護士時代に勤務していた虎ノ門の法律事務所がモデルと合わさっているのかもしれません。
虎ノ門の弁護士事務所における三淵嘉子の活動
なお「家庭裁判所物語」では三淵嘉子が勤務した弁護士がどこにあるかは記載されていますが、どんな弁護士が勤務していたのか、また誰が代表であったのかについては記述がありません。
三淵嘉子はこの虎ノ門の弁護士事務所に入り、婦人向けの相談会を開いたり、母校の明治大学で講師として民法を教えたりもしていました。もっとも三淵嘉子が1940年に弁護士に登録して以降、弁護士と受任する事件が減少します。
そのため三淵嘉子は弁護士として開店休業状態に突入し、やがて太平洋戦争の戦局の悪化に伴い、東京から福島に疎開することになります。
虎に翼 三淵嘉子とその司法関係者
NHK朝ドラ 虎に翼 参考文献