NHK朝ドラ「らんまん」第6週「ドクダミ」に登場するクサ長屋とは、「東京編」で槙野万太郎と竹雄が東京で暮らす長屋のことを指します。
クサ長屋はジメジメした路地裏に位置しているため、ドクダミがたくさん生えています。そのドクダミの匂いのせいで、人々はこの長屋のことを「クサ長屋」とあだ名します。
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クサ長屋のクサとはドクダミのこと。十種の病に効く
ですが「クサ長屋」の本当の名前は、「十徳長屋」と言います。長屋の家主は信心が深いから、「十の徳を積む」→「十徳長屋」になったと考えられます。
なお万太郎は何事も前向きで植物の話にかけることが大好きなので、ドクダミでおおわれたような「十徳長屋」のことを気に入ります。ドクダミは生薬(しょうやく)として「ジュウヤク」という名前を持ち、十種の病気に効くと考えられていることを知っていたためです。
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「らんまん」脚本家の長田育恵さんは「らんまん高知編」では、自由民権活動に従事する人々を生命力あふれる草花に例えていました。長田さんは朝ドラに登場する人物や事象を、植物に引っ掛けてお話を進めるように工夫をされているように感じられます。