お登勢 死亡しません。NHK金曜時代劇のお登勢(沢口靖子)さん稲田騒動(庚午事変)で九死に一生を得る。
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NHK総合チャンネルで再放送されている金曜時代劇の「お登勢」のお登勢(沢口靖子さん)は、徳島藩の銃士隊に斬られてしまい生死をさまよう重傷を負いますが、一命を取り止めます。
お登勢と稲田騒動(庚午事変)
ことの起こりは、稲田藩の分離独立を許さない徳島藩の強硬派が淡路島の洲本を襲い、稲田家の家臣を襲ったことでした。徳島藩士たちの襲撃先には津田貢(葛山信吾)の父親である津田頼母(竜雷太さん)も含まれていました。
そのことを知ったお登勢は津田の屋敷に駆けつけましたが、貢の両親はすでに殺されており、いきりたつ銃士隊の従卒に切ってかかられます。この事変は「稲田騒動」もしくは「庚午事変」と語られ、今の淡路島全島が徳島県ではなく、兵庫県に編入されるきっかけとなった事件です。
お登勢は事件後に津田貢と結婚
事件後、稲田藩の家臣は明治政府から、大名家の家来の家来の扱いとなる卒族ではなく、大名家の家来として士族の身分を認められることになります。しかし家臣一同、新政府から北海道の静内地方に移住、実質的な追放を命じられます。
なおお登勢はこの稲田騒動の後に津田貢と結婚し、北海道への移住を決意します。