NHK総合テレビで放送される「忠臣蔵狂詩曲No.5 中村仲蔵 出世階段」の最終回(惠俄雨出世花道(めぐみのあめしゅっせのはなみち))ネタバレといえば、中村仲蔵(中村勘九郎さん)が「仮名手本忠臣蔵」の五段目で派手にぶっ倒れる、斧定九郎(おのさだくろう)の演出でしょう。
上記の記事では記事の間にある歌舞伎役者の写真が使われていますが、中村仲蔵が斧定九郎に扮して、「仮名手本忠臣蔵」の五段目に登場しているところでしょう。
2021年12月10日にNHKが公開したブログ記事でも、「仮名手本忠臣蔵」の五段目は後半のクライマックスであると記されています。
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中村仲蔵と「仮名手本忠臣蔵」の五段目について
観客が弁当を食べながら芝居を見るから「弁当幕」と揶揄されるほど、つまらないとされていた「仮名手本忠臣蔵」の五段目ですが、中村仲蔵は自分が扮する斧定九郎の演出に工夫を凝らします。
自分が見た侍の姿を研究し、口の中に血糊を含みます。講談話の「中村仲蔵」によると、あまりの意外な演出に初めて見る観客は度肝を抜かれて声も出なかったそうです。