1960年代の沖縄・やんばる地方で生まれ育ったヒロイン・比嘉暢子(黒島結菜さん)が、西洋料理のシェフを志して上京するも、やがては東京で沖縄料理のお店を開くことを目指すというストーリーです。ちむどんどんは沖縄の本土復帰50年の年を記念する朝ドラです。
目次
ちむどんどんは沖縄の本土復帰50年を記念した朝ドラ
2022年は沖縄が1972年に日本の本土に復帰してから50年の年となります。よってちむどんどんのあらすじを深く知るためには、太平洋戦争の沖縄戦で旧・日本軍が敗退したのちの沖縄地方の状況を知る必要があります。
沖縄には戦後しばらくの間アメリカ軍による軍政がしかれていたものの、1952年からは沖縄に琉球政府という自治組織が存在しました。
どういう経緯を経て沖縄地方が沖縄県として復帰したかについては、上記の記事で述べています。この歴史を知っておくと、ちむどんどんのあらすじが分かりやすくなるでしょう。
ちむどんどんと沖縄県出身者が多い横浜市鶴見区
比嘉暢子は高校卒業後に東京のレストランで働くために、横浜市鶴見区に住むという設定になっています。なぜ暢子はわざわざ鶴見を選んだのでしょうか?
詳しいいきさつはドラマを見てのお楽しみですが、ある程度理由は分かります。鶴見は京浜工業地帯の一大拠点であり、20世紀初頭から沖縄県出身者が職を求めて、鶴見で暮らしていたからです。
ただ鶴見で暮らしていた沖縄県出身者は必ずしも楽な生活だったわけではありません。沖縄県にゆかりのない人が知れば、驚くべきこともあったとようです。
上記のブログでは、沖縄県出身者と横浜市鶴見区の関係については、上記の記事でも紹介しています。毎朝、NHK朝ドラを楽しみにしている視聴者の方にはぜひ読んでほしい記事です。