オードリー 藤山直美さんの「君ちゃん」とは?
朝ドラ「オードリー」で「君(きみ)ちゃん」と呼ばれるのは、「椿屋」の従業員・宮本君江(藤山直美さん)です。熊本の山鹿から10歳の時に奉公に出てきて以来、ずっと「椿屋」に住み込んで働いています。祖母のスエからは戻るところはないと言われているからです。
「オードリー」に登場したときは28才で椿屋の主人・吉岡滝乃と同い年です。仕事の失敗も多くて、お饅頭を食べすぎることもありますが、若い娘さんのように素朴で屈託がないため、仕事に厳しい滝乃も大目に見ています。また佐々木家のみんなからも「君ちゃん」と呼ばれて可愛がられています。
オードリー 君ちゃんと美月の関係
明るい性格の持ち主でもあるせいか、佐々木美月が家に帰って唯一心を開ける相手が君ちゃんです。英語で話しかけて悪目立ちするパパや、何もかも押し付けてくるおかあちゃまの吉岡滝乃がいる家庭では、本当のことを話せない状態になっていました。
佐々木春夫の英語
オードリーのお母ちゃま
君ちゃんと美月が共演した映画は「若侍七変化 風車の巻」
美月にとってのもう1つの楽しみはそんな君ちゃんとこっそりと大京映画の撮影所に行くことです。ある日、君ちゃんと美月が撮影所を歩いていると、フォース助監督の杉本英記(堺雅人さん)に呼び止められ、幹幸太郎(佐々木蔵之介さん)主演の「若侍七変化 風車の巻」でスイカ売りの親子とになってほしいと依頼され出演します。
このことがきっかけで美月はさらに大京映画撮影所に出入りするようになり、ついには「続 葉隠仙鋭」に中山晋八の千吉役として吹き替え出演を果たします。
葉隠仙鋭(はがくれせんえいとは)
オードリーの君ちゃんは椿屋をクビに
しかしこのころには吉岡滝乃は君ちゃんがひんぱんに大京映画撮影所に連れ出していることを知って激怒し、ついには君ちゃんにクビを言い渡し椿屋を出て行くように言われます。
ですがこのとき、吉岡滝乃は佐々木愛子と春夫に向かって、美月を養女にさせてほしいとして申し出ていて、美月はすっかり混乱してしまい、なんと山鹿に帰る君ちゃんと一緒に家出をすることになります。
その後山鹿には滝乃・春夫・愛子がかけつけて美月を説得して京都に戻ることになり、君ちゃんも「椿屋」の職場復帰しても良いことになります。ですが君ちゃんは熊本にとどまることを選びます。
オードリー 君ちゃんの再登場
その後君ちゃんはもう一度「椿屋」に表れるのは山鹿で結婚をして、苗字を「久保」に改めたのちのことでした。このとき吉岡滝乃は長年の苦労に報いるために、君ちゃんとその旦那さんを「椿屋」の中でも最も格式の高い部屋である「雪の一番」に宿泊させました。