大京映画 モデルは大映 その理由は？ 朝ドラ「オードリー」に登場する映画会社 連続テレビ小説アンコール「オードリー」より

大映が大京映画のモデルである理由

朝ドラ「オードリー」の大京映画（だいきょうえいが）のモデルが大映とされる理由は、大映社長・永田雅一のあだ名を大京映画の社長・黒田茂光（國村隼さん）がなぞらえたことにもとづくと考えられます。

「大京映画のターゲットは女や。モモケン、クリキン、そして幹幸太郎の三つ星で、大京映画な日本中の女心をつかむのだ。ジャリは東映、外人は大映、家族は松竹、そして女は大京映画や！わが輩を永田ラッパと比較して、黒田ハッパと呼ぶ輩がおるが、ハッパ結構。これからも諸君にハッパをかけつづけるから覚悟したまえ。ええか、行くで。わが大京映画は永遠に不滅である！」（NHKテレビ小説オードリー1 18ページより引用）

これは大京映画の黒田の発言を引用したものです。この中に「永田ラッパ」とありますが、これはかつて存在した大映映画で社長をしていた永田雅一のことを指しています。

大京映画は日米合作映画にも進出

永田雅一はかなりのワンマン社長であったと言われていますが、大京映画の黒田茂光もかなりのワンマンです。また「外人は大映」とありますが、大京映画は後年、佐々木春夫の甥に当たるリチャード佐々木のつてを使って、日米合作の映画制作の話が持ち込まれます。

こういったことからも朝ドラ「オードリー」に登場する大京映画は、大映がモデルであると考えられます。

朝ドラ「オードリー」の大京映画とは？

オードリー 朝ドラ 相関図 キャスト

オードリーを取り巻く家族

大京映画の人たち

朝ドラ オードリー 関連資料（脚本担当:大石静さん作品）

• オードリー―連続テレビ小説 (NHKドラマ・ガイド)
• 光る君へ 前編 (NHK大河ドラマ・ガイド)
• セカンドバージン (幻冬舎文庫)