ドライブインウクライナ 感想 リディア（アナスタシア・カルペンコさん）が見る今のウクライナ

ドライブインウクライナの感想

主人公・リディア（アナスタシア・カルペンコさん）は心理学者でありながら「運転ボランティア」として、ウクライナの東部にいる人たちを、ウクライナの西部からポーランド、ハンガリー、フランスなどに脱出するお手伝いをしています。

ドライブインウクライナ 主人公のリディアに見える風景

リディアが道路や街で見かけるのは、検問をする兵士や装甲車などの軍用車両、そしてロシアのミサイルを被弾した家やビル。日本では決して見られない光景です。

一方、主人公のリディアやドラマに登場する人物たちは、何かの特殊能力を持ったスーパーヒーローではありません。それだけに戦争という現実が、一般のウクライナ国民の方に重くのしかかっていることが容易に想像できます。

ドライブインウクライナ リディアの2014年から続く戦争

また日本に住んでいるとロシアによるウクライナ侵攻というと2022年2月24日から始まったという印象を持たれがちですが、決してそうではありません。ウクライナはすでに2014年から戦っています。

主人公・リディア自身がルハンシク州（ドンバス地方）の出身で、車に乗せた避難民は2014年から戦争と関わる何かしらの葛藤を抱いています。万一、平和の日本に「戦争」という現実が突きつけられたら、自分はどのような気持ちで家族や自分の将来を案じることになるのか…

ウクライナは10年間戦争という現実にさらされていることを忘れないためにも視聴することをお勧めしたいドラマです。

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