虎に翼 モデル 桂場等一郎 石田和外 のちの最高裁判所長官 松山ケンイチさん 朝ドラ「虎に翼」より

石田和外 第5代最高裁判所長官

石田和外（いしだかずと）とは朝ドラ「虎に翼」に登場する桂場等一郎（松山ケンイチさん）のモデルと考えられる人物です。石田和外は1927（昭和2）年に司法官に任官し、1963(昭和38)年に最高裁判所判事、1969（昭和44）年には最高裁判所長官に任命されています。

石田和外 三淵嘉子の裁判官採用願いを受け取る

朝ドラ「虎に翼」のヒロイン・猪爪寅子（伊藤沙莉さん）のモデルとなった三淵嘉子と、石田和外のつながりが始まったのは1947(昭和22)年です。三淵嘉子がいきなり司法省人事課に裁判官採用願いを提出したときのことです。

この採用願いを受け取ったのは、当時司法省で人事課長をしていた石田和外であったと言われています。

桂場等一郎のモデルは石田和外になる理由

2024年3月20日にNHKで放送された「もうすぐ！虎に翼」では、桂場等一郎も紹介されています。桂場等一郎の役柄は、肩書きとして東京地方裁判所の裁判官が与えられていますが、「のちに最高裁長官をつとめ猪爪寅子の人生のさまざまな場面で関わってくる」とも紹介されています。

🐯 #トラつば人物紹介 🪽

桂場等一郎 ✎ #松山ケンイチ

司法の独立を重んじる気鋭の裁判官。堅物で腹の内を決して見せないため、周囲の人々も彼をつかみきれない。寅子(伊藤沙莉)に対して、女性が法律を学ぶことに疑問を呈する。手ごわい人だが、実は甘党。#朝ドラ #トラつば#４月１日スタート pic.twitter.com/Ow2U7wlQFf

— 朝ドラ「虎に翼」公式 (@asadora_nhk) March 17, 2024

ということは桂場等一郎のモデルは「戦後に発足した最高裁判所で長官をつとめたことがあり」、「実在の三淵嘉子よりも少し年上(三淵嘉子は1914年生まれ、石田和外は1903年生まれ)」、「三淵嘉子の人生に関わりがある」という条件をクリアする人物に絞られます。

日本の最高裁判所は戦後以来、20人の最高裁判所長官を輩出していますが、もっとも近いと考えられる人物は石田和外になるでしょう。

桂場等一郎が担当した事件

虎に翼 三淵嘉子とその司法関係者

NHK朝ドラ 虎に翼 参考文献

• 三淵嘉子と家庭裁判所
• 三淵嘉子・中田正子・久米愛　日本初の女性法律家たち
• 家庭裁判所物語