四代目徳兵衛（渡辺大）は死亡 死因は脳出血 石垣から転落 惣次が五代目徳兵衛を引き継ぐNHKBS時代劇あきない世傳(せいでん) 金と銀 より

NHKBS時代劇「あきない世傳(せいでん) 金と銀」に登場する豊作こと四代目徳兵衛（渡辺大さん）は、話の途中で死亡します。死因は脳出血で、四代目徳兵衛は、夜に石垣から転落して頭を強く打ったようです。

あきない世傳(せいでん) 金と銀 意識不明の重態で帰ってきた四代目徳兵衛

すでに幸（小芝風花さん）を後添えに迎えた四代目徳兵衛は、ある夜新町廓でしこたま酒を飲み、酩酊状態で九軒町の堤から誤って足を滑らせてしまったようです。

戸板に乗せられて五鈴屋に帰ってきた時はかろうじて息があったものの、体中を丁寧に診察をした柳井医師から、徳兵衛の家族や五鈴屋の奉公人たちは、「もってあと3日」という絶望的な診断を告げられました。

「こない長いこと目覚めへんのは、おそらく頭を強うに打ちはったん出すやろ。血ぃが出ん分、打ち所が悪いと相当に厄介だすのや。こうなると、もう医者に出来ることは何もおまへん」（あきない世傳金と銀〈2〉早瀬篇 (ハルキ文庫)269ページより）。

あきない世傳(せいでん) 金と銀 四代目徳兵衛から五代目徳兵衛の妻になった幸

こうして「五鈴屋の阿呆ぼん」こと四代目徳兵衛は、柳井医師に告げられた通りに、3日後に亡くなりました。幸からするとわずか14才で嫁いだ夫があっけなく死んで未亡人になったわけですが、四代目徳兵衛の死は、自分に秘められた商才を発揮する機会になりました。

というのは四代目徳兵衛の跡を継ぐ惣次こと五代目徳兵衛（加藤シゲアキさん）が、兄嫁である幸を自分の妻にしたいと望んだからでした。

あきない世傳(せいでん) 金と銀 参考文献

• あきない世傳 金と銀 源流篇 (時代小説文庫)
• あきない世傳金と銀〈2〉早瀬篇 (ハルキ文庫)
• あきない世傳 金と銀〈3〉奔流篇 (時代小説文庫)
• あきない世傳 金と銀(四) 貫流篇 (時代小説文庫)
• あきない世傳 金と銀(五) 転流篇(時代小説文庫)
• あきない世傳 金と銀(六) 本流篇(時代小説文庫)
• あきない世傳 金と銀(七) 碧流篇 (時代小説文庫)