2020年3月23日月曜日から朝ドラ再放送として「はね駒」が再放送されます。今回の記事では「はね駒」のヒロイン(斉藤由貴さん)のモデルとなった磯村春子についてお話をしましょう。
なお朝ドラ再放送を正確に言うとNHK BSプレミアムで平日午前の時間帯や日曜日午後の時間帯に放送される「連続テレビ小説アンコール」のことを指します。
「はね駒」のモデルは磯村春子
「はね駒」は、2019年から2020年にかけて朝ドラ再放送として放送されている「おしん」とは異なり、ヒロインのモデルが明確に示されています。NHKが運営している朝ドラ100のWebサイトで「はね駒」のページを確認すると、「磯村春子」とされています。
磯村春子さんがどんな人物であったかを確認するためには、Wikipediaを見ればおおよそのことは分かりますね。明治時代から大正時代にかけて活躍した女性新聞記者だったそうです。
その磯村春子さんについて息子である磯村英一さんから見た本が実録はね駒(コンマ)―”女”を先駆けた磯村春子(オリンチヤン)の生涯」という本です。エコテキブログではその本について言及した記事も公開しています。ご興味のある方はぜひ参考にしてください。
「はね駒」放送の背景に男女雇用機会均等法
磯村春子さんは女性の社会進出における草分け的存在だったため、ドラマでは二言目には「女だから」というセリフが連発されると予想しています。
ただ「はね駒」が放送された当時の1986年は、「男女雇用機会均等法」が施行された年です。女性の社会進出が「はね駒」のテーマの1つでした。
その男女雇用機会均等法が施行される前には、世界的にウーマン・リブ運動が盛んに行われていました。そんな「男女雇用機会均等法」だけではなく、そういった世論をバックにつけて「はね駒」が制作・放送されたかもしれませんね。