GoogleのSearch Consoleで「Googleインデックス → ブロックされたリソース」を確認すると、45件と結構な数がブロックされていました。このまま放置しておくと、その45ページはGoogleに正しくインデックス登録されない可能性があります。

robot.txtはw-logo-blue.pngを読めない

“https://e-yota.com/wp-admin/images/w-logo-blue.png”の箇所をクリックすると、問題があるページの一覧が表示されます。

45のページで共通していることは、WorPressのページを引用していることです。WordPressのURLをそのまま引用すると、上記の画像のように”W”というWordPressのロゴが表示されます。どうやらGoogleのrobot.txtは「引用で使われているWordPressのロゴが読めない。インデックスができないかもしれないよ」と言っているような感じです。

robot.txtファイルの編集

では、WordPressのロゴファイル（”/wp-admin/images/w-logo-blue.png“）を読み込んだ上で、WordPressの引用が使われているページをGoogleに正しくインデックスさせるためにはどうすれば良いでしょうか？そのためには、Search Consoleの公式ドキュメント(新しいタブで開く)を参考にしながら、robot.txtファイルを編集する必要があります。

robot.txtテスターによる確認

まず、GoogleのSearch Consoleの画面でrobot.txtテスターを確認します。WordPressのwp-adminディレクトリ以下のファイルは、基本的にブラウザ上で表示されることはありません。ですが今回の”w-logo-blue.png”は、wp-adminディレクトリの下に位置しており、例外的に表示させる必要があります。

robot.txtの編集

次にrobot.txtテスターで表示されているrobot.txtを参考としながら、新たにrobot.txtを作成・編集します。

# cd /var/www/html
# vi robot.txt
i
User-agent: *
Disallow: /wp-admin/
Allow: /wp-admin/admin-ajax.php
Allow: /wp-admin/images/w-logo-blue.png
:wq

ドキュメントルートディレクトリにrobot.txtファイルを作成します。そのファイル内でw-logo-blue.pngについては、例外的にrobot.txtからのブロックを避けるようにします（つまりw-logo-blue.pngだけはクロールとインデックスを認める）。

自分はコマンドラインでファイルを作成編集しましたが、FTPやSFTPなどの転送ツールを使っても良いでしょう。要はWordPressの中でもwp-adminディレクトリがある階層と同じ階層にrobot.txtファイルがあれば良いので。

更新したrobot.txtをGoogleに送信

robot.txtファイルをWordPressのドキュメントルートディレクトリに作成し、再度robot.txtテスターを確認します。編集内容が表示されますので、「送信」ボタンをクリックします。

数時間ほど経過すると、”Allow: /wp-admin/images/w-logo-blue.png”が緑色で表示され、更新作業が完了したことが分かります。

なお、ここまでの作業を終えて「Googleインデックス → ブロックされたリソース」を再確認しました。相変わらず/wp-admin/images/w-logo-blue.pngはブロックされたリソースとして表示されます。おそらくこの表示が消えるまでには、さらに2~3日はかかるのではないかと思います。

2018年8月28日追記

2018年8月28日（火）にSearch　Consoleから「ブロックされたリソース」を確認すると、w-logo-blue.pngがブロックされていることが大きく減少したことが判明しました。先日編集した、robot.txtの内容がSearch　Consoleに作用していると考えられます。