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ビットコイン入門セミナー(大阪)~財布の作成・ビットコインを配布しての送金体験・仕組みなどの解説

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さて。
今回はビットコイン入門セミナー(大阪に行ってきました。

きっかけは「Webサービス作りたい」と日頃から吹聴していると、ビットコインで使われている技術です。

  • ハッシュ関数
  • 公開鍵と秘密鍵

これらは、暗号や通信セキュリティなど、サーバープログラミングを扱っている人には、おなじみの技術用語なんですよね。LinuxサーバーPHPのレシピ本でもよく登場します。

普段、愛読している野口悠紀雄先生の連載記事Gigazineさんなんかでも取り上げられていたりしていまので、どんなものやらと軽いノリで西梅田にあるハートンホール毎日新聞ビルまで足を伸ばしてみました。

セミナーのメモ内容

以下は主催者である大石さんの説明を聞きつつ、個人的にメモった内容をほぼそのままコピペしています。文章としてはアレですが、こんな内容だったんだと、さらっと受け取ってもらえれば幸いです。

(ただしあとから自分で読んで日本語として成立していないような箇所は、カットさせていただきました…恐れ入ります)。

ビットコインの送金体験

アドレスとウォレットが紐づいている。
送金情報は公開されているが、アドレスを見ただけでは誰のものかは分からない。
送金の追跡は可能だがアドレスには仮名性がある。
アドレスはいくらでも作れる。
ウォレットはアドレスをまとめて管理できるソフトがある。
アドレスごとにビットコインの残高がある。
IEやChromeなどブラウザソフトがあるようにウォレットソフトも種類がいくつかある。
大石さんからのウォレットからビットコインの送金を受けてみる。
大石さんにウォレットからビットコインの送金を送ってみる。

bitcoin

ビットコインの価値を紙で表すとこんな感じ。この記事を書いた時点で日本円に換算して45円ぐらい

ビットコインアドレスと送金の仕組み

公開鍵とはウォレットのアドレスのこと。
秘密鍵を知っている人だけが送金できる。
ビットコインの所有者とは秘密鍵の番号を知っている人。
ウォレット内のインポート・エクスポートに秘密鍵情報がある。
ペーパーウォレットにも公開鍵・暗号鍵情報がのっている。
ペーパーウォレットでスキャンすれば送金ができる。
ビットコインネットワークは維持とビットコインクライアント(QT)。
プロの方は大量のペーパーウォレットで管理している。
大量のビットコインをハードディスクやオンライン上に保存するのは望ましくない。
ペーパーウォレットを作れるサイトの紹介。

ビットコインの全体の仕組み

世界中へ瞬時に送金できる。
送金手数料は高額になるほど安くなる。
ただし少額でも従来の手数料より安い。
P2P(銀行的な中央集権のシステムはない)について。
各PC(ウォレット)が送金したり、二重支払いの防止ができる。
過去の全ての支払いを記録したものをブロックチェーン(データベース)という。
データベースは参加者全員が同じものを持ち、全員でメンテナンスを行う。
データベースの技術的な根拠はナカモトサトシ論文で記されている

電子署名のチェーンとは

従来から存在している約束手形をイメージすると分かりやすい。
受け取った人が秘密鍵で署名する。
ブロックチェーン上にはビットコイン所有者の「署名」が記録されている。
署名が一致する場合だけブロックチェーンが書き換えられる。

ブロックチェーンのデータベースの維持について

ブロックチェーン(100~600ぐらい)をカタマリにしてブロックする←これがデータベース。
ブロックチェーンをブロックに加えるのに、10分かかる(ブロックを作る)。
このブロックを作ることが「マイニング」することになる。
マイニングの謝礼は25BTC+採掘手数料。
トランザクション情報(取引情報)の情報はあとでマイナーにチェックされる。
マイナーは10分間に未承認のトランザクションをチェックする。
マイナー(採掘者)は前の取引のキーを探すのに計算が非常に手間がかかる。
計算自体は単純だが、何回も繰り返されなければならない(ビンゴゲームのイメージ)。
計算の検証は簡単だが、1個ずつ確かめなければならない。
当たりを引くのは10分間の間で行われ、最初に見つけた人のみに報酬が支払われる。
プロの採掘業者にの様子について。
https://www.youtube.com/watch?v=5CjldZLXiAU

BTC発行量(採掘量)とその上限

1~21,000ブロックまで→50BTC。
21000~42000ブロックまで→ 25BTC。
42,000~63,000ブロックまで→ 12.5BTC。
63,000~84,000ブロックまで→ 6.25BTC。
将来的には2100万BTCが上限。

質疑応答

ビットコインの持続性と採掘インセンティブについて。
ビットコインの記録偽造防止の応用。
(ドメインネーム・金銭の預託・信託、自動車の所有権の移転など)
ビットコインの自動販売機について。
日本国内におけるビットコイン取り扱い事業者数。

セミナーを終えての感想

正直自分の頭を使わず人に1回教わっただけでは、ビットコインの送金方法も身についたとは言えません。とりあえず少額でも自分で使ってみることですね。安心して使うための基礎技術の理解も必要かと。

時間をかけて今日、書いた記事について、人に説明ができるように自分でも勉強してみます。大石さんが書かれたKindle本でビットコインがどのように動いているか詳しく解説されているそうです。まずはこの本を読んでみることから始めてみます。