さくらのレンタルサーバーは、MacのOS XやLinuxサーバーから公開鍵認証方式で、SSH接続をすることができます。そのときに気をつけることが3つありますので、メモしておきます。
目次
1.公開鍵を配置するディレクトリ(フォルダ)の位置
/home/hoge/.ssh/authorized_keys
- hoge → さくらのレンタルサーバーで使用しているユーザー名のディレクトリ
- .ssh → 任意で作成した公開鍵を保存するディレクトリ
- authorized_keys → MacのOS XやLinuxサーバーで作成した公開鍵
さくらのレンタルサーバーで使われる、一般ユーザー用のホームディレクトリ”/home/hoge/”は、デフォルトで用意されています。その下に.sshディレクトリと公開鍵ファイルを置くというイメージです。
2. .sshディレクトリはターミナルで作成
$ ssh hoge@hoge.sakura.ne.jp % pwd /home/hoge/ % mkdir .ssh % chmod 700 .ssh % vi authorized_keys % chmod 600 authorized_keys ※hogeはさくらのレンタルサーバーのアカウント名。hoge.sakura.ne.jpは初期ドメイン名
“/home/hoge/”は、ターミナルからアクセスし、コマンドライン操作でディレクトリやファイルを操作するイメージです。viコマンドで”authorized_keysを開いたあと、”MacのOS XやLinuxサーバーで作成した公開鍵ファイルの中身をコピペして保存します。
3.”/home/hoge/www/”ではダメ
Webブラウザから閲覧するファイルマネージャでは、”/home/hoge/”を確認することはできません。
任意でディレクトリを作成するときに、つい”/home/hoge/www/.ssh/”としてしまいがちですが、これは違います。
“/home/hoge/www/”は、Web上で閲覧できるファイルを保存するディレクトリです。この位置に置いても、ssh接続をしようとすると、サーバーパスワードを聞かれてしまいます。公開鍵認証方式を使ったssh接続はできません。
〔参考サイト〕