MySQL 5.6およびMySQL Cluster 7.3-7.4のリファレンスマニュアルの日本語版を公開いたしました。Enterprise Editionの日本語版マニュアルとあわせてご活用ください。 http://t.co/xK7GrIi55k #mysql_jp
— MySQL_Jp (@mysql_jp) 2015, 6月 4
Twitterのタイムラインを眺めているときに、目にとまりました。MySQL 5.6の日本語版リファレンスマニュアルがUPされています。
リファレンスマニュアルの概要によると、MySQL 5.6 (5.6.23 まで) と、バージョン 7.3 と 7.4 の NDB に基づいた MySQL Cluster リリース (それぞれ 5.6.22-ndb-7.3.9 と 5.6.22-ndb-7.4.4 まで) について説明されているようです。
概要文の後ろの方は何を説明しているのか、よく分かりませんが、とりあえずMySQLの日本語リファレンスが復活したことは分かります。
以前は5.1の日本語マニュアルがあったような気がするんですが、いつの間にやらなくなっていましたからね。
MySQL5.6とMariaDBの関係
ところで、最近サーバー(さくらのクラウド)を立ち上げると、OSとしてCentOS7.0が選択できます。その中からデータベースを”yum install”すると、MariaDBがインストールされます。このMariaDBとMySQL5.6 はどういう関係があるのでしょうか?
自分でも疑問に思っていましたが、ちょうど参考となる書籍を発見しました。以下は20ページからの引用です。
MariaDBバージョン5.5はMySQLバージョン5.5をベースとしているので、SQLも機能もほぼ完全な互換性があります。 (中略)MySQLバージョン5.6は多くの機能追加と共に大規模なリファクタリングが行われたため、MariaDBバージョン10.0はMariaDBバージョン5.5をベースに開発が行われています。 よって今後、MariaDBとMySQLは別々に進化していくことになります。 ただし、SQLでの差分はMariaDB側が取り込む努力を続けるので、一般ユーザからみるとMariaDBはMySQLの互換DBMSとして存在し続けるでしょう。
結論として、MariaDB10.0とMySQL5.6の間には微妙な差異があっても、通常の使い方をする場合、両者の違いを気にすることはほとんどないとのことです。ちなみに差異は、参考文献の20ページで説明されています。
これで、MySQLやMariaDBで何か分からないことがあったら、安心して日本語マニュアルが使えますね。
〔参考サイト〕