このたび2019年10月に発生した台風19号の影響により被災した皆様には、心よりお見舞い申し上げます。台風19号の影響を受けなかった人の中には「被災地に住む知人・友人・親戚にあてて災害のお見舞金を送りたい」という方も大勢いらっしゃるかと思います。
台風19号による豪雨災害。都道府県ごとの被害や避難所の情報をまとめています。https://t.co/C543C8xjcf
— NHKニュース (@nhk_news) October 13, 2019
PayPalで「お見舞金」を送金する方法
そこで今回の記事ではPayPalの個人間送金サービス(無料)を使って、知人・友人・親戚あてに直接お見舞金を送金する方法をご紹介します。PayPalは資金移動業者として金融庁(関東財務局)に登録されており、100万円以下の金額であれば第三者の送金を業務として請け負うことができる業者です。
今回の記事では「お見舞金」を受け取る相手が、PayPalアカウントをまだ開設していないという前提でご説明いたします。
PayPal口座を銀行の口座振替機能と連携
あらかじめPayPalのアカウントを銀行の口座振替機能(銀行引き落とし)と連携させておきます。PayPal口座と銀行口座の連携ができていないと個人間送金サービスを使うことはできません。まだ両者の口座を連携させていない方はこちらの記事を見ながら手続きを行ってください。
「お見舞金」の送金準備
ダウンロードをしたスマホのPayPalアプリにログインをします。ログインをするとPayPalの管理画面が表示されます。管理画面の左下にある[支払い]をタップします。
「支払う」という画面が表示されます。
「お見舞金」を送金したい方が普段使っているメールアドレスを虫メガネのアイコンの左側に入力します。入力が終わると、[宛先]に入力したメールアドレスと同じアドレスが表示されます。
「お見舞金」の送金
「お見舞金」として送金したい金額を入力して画面の下部にある[次へ]をタップします。
[個人間の支払い]にチェックを入れて[次へ]をタップします。
支払い内容の画面が表示されます。[メモを追加]をクリックします。
[メモを追加]で被災した方に向けてお見舞いのメッセージを入力します。[完了]をタップします。
送金する金額とメッセージの内容をいま一度確認して間違いがなければ、[今すぐ支払い]をタップします。
PayPalアプリが「支払いをした」という画面が表示されますので、[完了]をタップします。
「お見舞金」の送金を確認する
ホーム画面の取引履歴に「お見舞金」として送金した金額が「支払い済 未決済」として記録されていることが分かります。「お見舞金」の送金方法は以上です。
お見舞金の受け取り方
PayPalは被災地の知人・友人の方のアドレスに宛てて送金があったことをメールでお知らせします。
送金の通知
メールボックスの受信ボックスを開くとこんな感じのメールを閲覧することができます。受信メールを下にスクロールすると[支払いを受け取る]というボタンが表示されていますのでタップします。
PayPalパーソナルアカウントの開設
PayPalのWebサイトに移動して、「支払いを今すぐ受け取る」という画面が表示されます。
「支払いを今すぐ受け取る」という画面を下にスクロールすると「PayPalパーソナルアカウントを作成する」という画面が表示されます。PayPalのページを参考にしながら必要項目を入力して新規でPayPalのアカウントを開設します。
送金にあたっての留意点
なお送金された「お見舞金」の受け取りに当たって留意する点が3つあります。
銀行への出金手数料
送金を受けた知人・友人・親戚の方がPayPal口座から銀行口座に出金する金額が5万円未満のときは、出金手数料として216円の手数料が必要となります。「お見舞金 + 216円」を送金してあげると、より親切かもしれません。
送金元の送金キャンセルについて
送金を受けた知人・友人・親戚の方が送金を受け取らない限り、送金した人はその送金をキャンセルすることが可能です。
送金先の送金キャンセルについて
送金を受けた知人・友人・親戚の方が送金を1ヶ月間受け取らないとき、その送金は自動的にキャンセルとなります。PayPalの名前になじみのない方には、別途連絡してあげると親切かもしれませんね。
台風19号の影響で被災された皆様には1日も早く元の生活に戻られますよう、心よりお祈り申し上げます。