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PayPal決済で取引できる金額は1回あたり100万円まで。ただし近い将来に資金決済法の改正で100万円超の決済ができるようになるかもしれません

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Google Search Consoleを確認していると、当エコテキブログでは”paypal 上限“というキーワードが、過去28日間に約1,500回も検索結果として表示されていることが分かりました。

“paypal 上限”というキーワードでGoogle検索をしている方の心理を推測すると、おおよそは「PayPalで1回あたりいくらまで決済できるのだろうか?」ということ知りたいのではないかと考えられます。

PayPal決済は1回100万円まで

結論から言うと、PayPalによる決済で1回あたり取引できる金額の上限は100万円までです。この金額についてはPayPalのヘルプセンターにも記載されていますが、資金決済に関する法律(資金決済法) 第二条2項資金決済に関する法律施行令 第二条(新しいタブで開く)に根拠を求めることができます。

資金決済法 第二条2項

この法律において「資金移動業」とは、銀行等以外の者が為替取引(少額の取引として政令で定めるものに限る。)を業として営むことをいう。

資金決済に関する法律施行令 第二条

法第二条第二項に規定する政令で定める取引は、百万円に相当する額以下の資金の移動に係る為替取引とする。

銀行口座への引き出しも100万円まで

資金決済法と資金決済に関する法律施行令の主旨は、商取引による決済でも、債権債務関係がない送金であっても資金決済法にもとづく資金移動業者(PayPal)は100万円以下しか資金移動(為替)ができないことを意味します。

また「100万円までしか移動できない」と言う規定は、資金をPayPal口座から登録している銀行口座に引き出すときにも適用されます。

仮にPayPal口座に200万円の資金があったとしましょう。もし時200万円全額を銀行口座に引き出したかったら、現状では資金移動を2回に分けて行わなければなりません。

将来的には100万円超の資金移動も可能に

金融庁が1回につき100万円を超す送金を資金移動業者に認可制で参入可能にする方針へ #PayPal #PPUG

もっとも「100万円までしか移動できない」という上限は、近い将来に変わる可能性があります。当エコテキブログでも2019年2月20日に投稿した記事で、金融庁が資金移動業者に対し、1度に100万円を超す送金を認める方針にあることをお伝えしました。

ですので、「PayPalで1回あたりいくらまで決済できるのだろうか?」と気にされている方は、「今のところ1回100万円まで。でも近い将来、金額が変わる」と覚えておけば良いでしょう。