ドットインストールで身につく4つのプログラミング学習法 #ドットインストール

2018年11月14日2018年11月15日

ドットインストールは言わずとしれたプログラミング学習サイトです。有料会員（月額980円）になると以下のような特典がついてきます。特典の一部をドットインストールのサイトにあるプレミアムサービスのページから引用します。

中上級者向けのプレミアムレッスン動画の視聴
文字起こしテキストの閲覧
ソースコードの閲覧

ドットインストールの質問回答サービス

もっとも、このページには書かれていませんが、動画の内容に関して質問ができるサービスもあります。有料会員の方はは質問をすると「ドットインストールの先生」が月に5回まで回答をしてくれます（2018年11月12日の時点では試験運用中）。

自分の場合、質問をした回数が2016年8月9日を皮切りとして149回（2018年11月12日時点）に達しました。さすがに150回近くも質問をしているとプログラミングの知識が増えるだけでなく、初心者のためのプログラミング学習法が定着したことを実感します。

ドットインストール流プログラミング学習法

もちろん最初からプログラミング学習法が身についていたわけではありません。ドットインストールで質問を繰り返しているうちに身につきました。

「ドットインストールの先生」とひとくちに言っても、運営内部には複数人の先生がいらっしゃいます。様々な先生方からいただいた回答の中で、おすすめの学習法を紹介すると以下の4つの学習法が挙げられます。

1. デバッグで動作の検証をする

ドットインストールでは、PHPやJavaScriptのプログラミング言語を使ってさまざまなアプリケーションを作成するレッスンが用意されています。ただ動画の通りに写経をしていても、何らかの原因で意図どおりの動きができないことがしばしばあります。その場合はデバッグをして原因を特定することが有効です。

変数に格納された配列値やオブジェクトなどを、PHPであれば”var_dump”を、JavaScriptであれば”console.log”で挿入し、レッスンで使われる値の受け渡しが行われているかどうか確認します。

2. 公式ドキュメントを確認する

ドットインストールでは1つの動画について、すべて3分以内で説明されます。そのため、プログラミング言語の文法にまで深い説明がされない動画もあります。何も考えずに写経だけをしていると「えっ、ちょっと待って。そのメソッドはどういう意味なの？」などと頭が混乱します。

その場合は必ず動画の再生を止めて、公式ドキュメントで該当する箇所の説明を確認しましょう。動画の説明について公式ドキュメントから「裏」を取りましょう。

また、公式ドキュメントに加えて信頼がおける書籍と照合もしましょう。プログラミング脳が刺激されて学習効果がさらに上がることが期待できます。

3. キーワード検索をする

基本的に、動画の説明について分からないことがあれば、公式ドキュメントを調べることが定石です。しかし公式ドキュメントが英語であったりして、内容が正確に理解できないこともあります。

そういう場合は、分からないことの関連キーワードやエラーの文言をGoogle検索します。Qiitaなどのブログサービスなどで、学習していることについてヒントやアドバイスを得られるかもしれません。

4. Gitを活用して動作を比較する

プログラミング学習をしていると、たまに関数の仮引数などの使い方などがよく分からなかったりします。ですがその仮引数について使う場合と使わない場合を比較し、動作の検証をすると理解が進みます。ただレッスンの途中で使う場合と使わない場合に分けてコードを記述していると、頭の中で混乱をきたします。そこで重宝するのがバージョン管理ツールのGitです。

とりあえず動画の通りレッスンを進めていくバージョンと、途中で「実験」をするバージョンに分けておくと、プログラミング動作の比較がしやすくなります。

またGitを使っていると、アプリケーションが意図どおりの動きができなくなったときに、原因と思われる箇所まで細く手戻りすることができます。「なぜ動かないのか分からん。全消しして最初からやり直し！」という効率の悪い学習をしなくて済みます。