水泳ダイエットでダイエットになっていない人の「残念な泳ぎ方」のパターン #水泳ダイエット

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泳ぐことで「ダイエットをしたい」・「筋肉をつけたい」とお考えの方は多いでしょう。「きれいに長く」泳ぐことができれば、より多くの筋肉をつけて、より多くの脂肪を減らすことが期待できます。ただ町中にあるプールで初心者スイマーを見ていると、筋肉をつけることも脂肪を減らすことも期待できない、「残念な泳ぎ方」をされている方を多く見かけます。

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ダイエットができない「残念な泳ぎ方」

きれいに泳ぐことができる人が100人いれば100パターンのきれいな泳ぎ方があると思います。同じく「残念な泳ぎ方」をされる人が100人いると、やはり100パターンの「残念な泳ぎ方」があるでしょう。

ただし「残念な泳ぎ方」をされている方には、必ずといって良いほどの共通点があります。それは水面に対して下半身が下がっていることです。

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クロール・平泳ぎ・バタフライの「残念な泳ぎ方」を模式図で表すとこんな感じになります。腰が伸展し、膝が曲がっています。また下の図は背泳ぎの「残念な泳ぎ方」です。クロール・平泳ぎ・バタフライも背泳ぎも下半身が沈んでしまっています。

「残念な泳ぎ方」の問題点

腰が伸展し、膝が曲がる「残念な泳ぎ方」には2つの問題点があります。

「残念な泳ぎ方」は水の抵抗を受けやすい

「残念な泳ぎ方」は下半身が沈み、上半身が水面に対して立った状態になってしまいます。また腰が伸展しているため、下半身に力が入っていないため、膝のみでキックをすることになります。これらは水からより多くの抵抗を受けて前に進めなくなる原因となります。

「残念な泳ぎ方」は坐骨神経痛を引き起こす

「残念な泳ぎ方」では、第4腰椎と第3仙骨から伸びる坐骨神経に負担がかかりやすい状態になっています。いわゆる過度な負担をかけると坐骨神経痛が発生します。俗にいう「ヘルニア」です(「スイミング・サイエンス: 水泳を科学する」の162ページを参照)

坐骨神経は運動に必要な下半身の裏側全域を支配していますので、一旦痛みが発生してしまうと当分の間、運動はできません。

「残念な泳ぎ方」の克服法

では「残念な泳ぎ方」をしているスイマーの方は、ずっと「残念な泳ぎ方」なのでしょうか。いいえ。決してそうではありません。ストリームラインを意識する練習泳法で、「残念な泳ぎ方」を克服することができます。そのストリームラインを意識する練習泳法については、稿を改めて紹介したいと思います。

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