CentOS7,PHP7,MySQL5.6でWordPressサイトを構築 その6(簡略的なSSH接続の設定)

前回の設定までで、とりあえずサーバーに関する一般的なセキュリティの設定を行うことができました。これからはApache、MySQL、PHP、WordPressなどのミドルウェアやアプリケーションを設定、インストールすることになります。

目次

従来までのSSH接続

ただミドルウェアやアプリケーションのインストールや設定は、常にSSH接続でリモートサーバーの内部に入ったのちに行います。その際は必ず、次のコマンドをクライアントPCで実行する必要があります。

$ ssh -p YOURPORTNUMBER -i ~/.ssh/id_rsa_hoge yourusername@IP.ADD.RE.SS

リモートサーバーにログインするためには、sshコマンドの後に-p(ポート番号)-i(秘密鍵の場所とファイル名)接続先のIPアドレスを必要です。はっきり言ってこのコマンドを打つことは面倒くさいでしょう。

簡易的なSSH接続

そこでSSH接続に関する情報をクライアンPCで保存しておき、リモートサーバーに接続するときは必要最低限の記述で接続できるようにします。

設定ファイルの準備

$ cd ~/.ssh
$ vi config

まずクライアントPC側でその3の記事で作成した公開鍵・秘密鍵で作成した.sshディレクトリに移動して、configという名前のファイルを作成します。

設定ファイルに記述する内容

Host hoge
  HostName     IP.ADD.RE.SS
  Port          YOURPORTNUMBER
  User         yourusername
  IdentityFile ~/.ssh/id_rsa_hoge

configファイルに記述する内容は、上記の通りです。先頭のホスト名(Host)は、任意の名前で構いません。その他の箇所については、冒頭で示した、SSH接続の情報を入力してください。必要な情報が入力できましたら保存します。

SSH接続の確認

$ ssh hoge

保存ができましたら、上記のコマンドを実行しましょう。sshコマンドと任意で設定したホスト名だけで、指定した条件でリモートサーバーに接続することができます。決して派手な大技ではありませんが、これから頻繁に行うSSH接続がかなり楽になるでしょう。

次回の記事ではWebサーバー(Apache)の設定についてご紹介します。

asdora-taiga

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