「塚原卜伝」最終話の結末とその意味を考察 塚原卜伝 ドラマ ネタバレ

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塚原卜伝 ドラマの最終回あらすじ

2024年7月14日日曜日から再放送される「塚原卜伝」の最終回「卜伝見参」のあらすじは以下の通りです。

新右衛門(堺雅人)の名声は高まり、教えを請う者が鹿島にやって来る。鹿島城内では政争が絶えず、新右衛門は養父・塚原土佐守(田山涼成)から味方するように求められる。山本勘助(三浦アキフミ)が、新右衛門を訪ね、再び諸国を巡る旅に誘う。迷う新右衛門に、松本備前守(永島敏行)が真剣勝負を挑み、新右衛門は一つの太刀で備前守を制する。備前守に勧められて新右衛門は左門(平岳大)を供に、再び回国修行の旅に出る。

ドラマ最終話で描かれた塚原卜伝の最期について

ドラマ「塚原卜伝」の原作となった「塚原卜伝十二番勝負」では、69歳になった塚原卜伝が1556年に、自分の剣術の極致を理解できる弟子を求めて、人生最後の回国修行に出る様子が描かれています。史実ではこの後、1571年に塚原卜伝は亡くなっていますが、原作の「塚原卜伝十二番勝負」でも、塚原卜伝の最期の様子、つまり死ぬ間際の様子は特に触れられていません。

おそらくドラマの「塚原卜伝」の方も塚原卜伝が亡くなる時の様子は伝えないのではないでしょうか。最終回「卜伝見参」のあらすじによると「再び回国修行の旅に出る」ということになっていますが、この「回国修行」に出るというところだけがはドラマの最終回のネタバレと原作のネタバレが一致するところであると考えられます。

著:津本陽
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塚原卜伝とその原作について

ドラマ化にあたっての変更点

原作の「塚原卜伝十二番勝負」は題名の通り12章で構成されています。ドラマ化された「塚原卜伝」はその12章のうち、最初の6章はドラマの第1回から第6回までのストーリーに反映させていますが、最終回はNHKが原作に基づいて新しく考えたオリジナルストーリーであると考えられます。

原作のあらすじとドラマとの違い


原作の「塚原卜伝十二番勝負」を読んでいると、各章の最後は各地の剣豪や武術者と対決し、その勝負がついたところで話が終わるという剣豪劇の意味合いが強く出ています。

しかし最終回は塚原卜伝の実家である鹿島城の内紛が描かれるなど、時代劇としての様子が強く出ています。このお話は、原作に描かれるている場面はほとんどなく、いわばNHKのオリジナルストーリーです。

津本陽さんの「塚原卜伝十二番勝負」を読んでいると、「え、そこで終わるの?」というような書き方をして、テレビ向きではないところがあります。NHKはその辺を汲んで、テレビ視聴者が見て納得できるよう娯楽としての時代劇に練り直しているのでしょう。

塚原卜伝 再放送スケジュール

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