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和田芳夫 佐田優三のモデル「虎に翼」三淵嘉子の最初の夫。武藤家の書生から中国大陸に出征 仲野太賀さん

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三淵嘉子 最初の夫・和田芳夫

和田芳夫とはNHK朝ドラ「虎に翼」に登場する佐田優三（仲野太賀さん）のモデルとなる人物です。ヒロイン・猪爪寅子（伊藤沙莉さん）のモデルとなった三淵嘉子が最初に結婚したのが、この和田芳夫です。

和田芳夫は三淵嘉子と結婚後に長男・芳武をもうける

「虎に翼」では佐田優三は猪爪家に下宿している書生という設定ですが、実在した和田芳夫も三淵嘉子の実家である武藤家に出入りする書生で、明治大学に通っていました。

やがて1940年に和田芳夫は、弁護士になっていた三淵嘉子と結婚します。和田芳夫は優しい性格で2人の夫婦仲は大変仲睦まじかったと言います。このあと、三淵嘉子は1943年1月に長男・芳武を出産します。

和田芳夫、二度めの出征 中国大陸へ

昭和20年1月、和田芳夫のもとに二度めの赤紙が届きます。「二度め」というのは、すでに和田芳夫は兵役に召集されており、肋膜炎で召集が解除されていたのです。和田芳夫は体が丈夫であるといえなかったのです。

ところが1945年1月といえば、日本の戦局は悪化の一途を辿っており、すでに頑健なものはとっくに応召されていて、病弱な和田芳夫のようなものまで召集せねばならないところまで日本は追い詰められていたのです。

和田芳夫は敗戦後に病院船で帰国

二度めの召集で和田芳夫が向かった先は中国です。ところが大陸の戦地で再び発病してしまい、日本の敗戦後に病院船で帰国することになります。しかもその病院船の中でも体が衰弱し、重症に陥ります。

佐田優三は猪爪寅子と結婚、そして出征

以上のことからNHK朝ドラ「虎に翼」(新しいタブで開く)に登場する佐田優三も猪爪寅子と結婚し子どもをもうけるが、戦争で中国大陸にいってしまうという設定ではないでしょうか。

夫・和田芳夫の死

和田芳夫 病死 佐田優三のモデル 「虎に翼」 三淵嘉子の最初の夫・和田芳夫は長崎で復員後に帰らぬ人に

NHK朝ドラ 虎に翼 参考文献