この記事は「ダイエットメニュー・健康食 Advent Calendar 2017」の12月13日分のエントリーです。
ダイエットのための水泳について
「水泳でダイエットをしよう!」とお考えの方はわりと多いのではないでしょうか?自分もプールでしょっちゅう泳いでいて、水泳はダイエットをするための運動として有効な手段であると思います。
ただし水泳で体重を落とそうと考えるのでしたら、1つ押さえなければならないポイントがあります。それはちゃんと伏し浮きができるようにすることです。
「ひざうちキック」~初心者あるあるの泳ぎ方
自分がプールで練習をしていると、水に浸かることを怖がらない水泳初心者の方が、いきなりビート板を持ってキックで前に進もうとする光景をしばしば目にします。
「ひざうちキック」をする人がほとんど
そのときのみなさん姿勢はおおむねこんな感じです。いわゆる「ひざ打ちキック」です。これでも前に進むことは進みますが、腰が下がっているため向かってくる水に対して大きな抵抗を受けてあまり前に進みません。
「それでも一応前に進むから、運動になっていいじゃないか!」という声も聞こえてきそうですが、ダイエットの観点からすると非常に効率の悪い筋肉の使い方をしています。
ひざうちキックではダイエットの効果が限定的
なぜならこの「ひざ打ちキック」で使っている筋肉は、膝から下についている部位に限られます。膝より上に位置している大腿筋は人間の体の中で最も消費するカロリーが大きいと言われています。その大腿筋を使えないダイエットというのは、効果が限定的であると言わざるを得ません。
カロリー消費が大きくなるキックの仕方
では「ひざ打ちキック」をしないようにするためにはどうすれば良いでしょうか?
腰を水面の位置まであげる
答えは簡単です。腰の位置を水面近くまであげれば良いだけのことです。
腹斜筋から足の裏までしならせる
吃水線が高くなると水から受ける抵抗が少なくなり、キックをするための部位が腹斜筋から足の裏まで広がります。体の感覚として全身がしなってムチを打っているような気分になります。
もちろん下半身をまんべんなく動かすことになりますので、消費できるカロリーも大きくなるでしょう。
水泳ダイエットのコツ その1〜「伏し浮きをしよう」
ここまでの文章を読んでくださった「よし、では水中に下がった腰の位置を水面近くにあげてキックすれば良いのか!」と思う方がいらっしゃるかもしれません。
小さい子どもはなぜ浮くか?
ただし大人の体は重心の位置が浮心(肺のあたり)と離れているため、簡単には浮かない作りになっています。ちなみに「赤ちゃんや小さい子供は浮きやすい」というのは、胴体の部分が短く重心と浮心の位置が近くにあるためと言われています。大人が水面で浮かぶためには、まず重心の位置と浮心を近づける練習が必要となります。
理にかなった練習はダイエットが楽しくなる
結局のところプールに入っていきなりキックをするよりも、半分くらいの時間は伏し浮きの練習をすることの方がダイエットとしては理にかなっているのです。
理にかなった動作をすることによって泳ぎがスムーズになると、「ダイエットしなきゃ!」という観念からも解き放たれ、泳ぐこと自体が楽しくなるという効果も期待できます。
水泳ダイエットのコツ その2〜「ドローインもしよう」
ひょっとしたら「伏し浮きの練習をしたけどなかなか浮かないんですが…orz」という方もいらっしゃるかもしれません。そういう方は水中での練習にこだわらず、陸に上がってドローインをしましょう。
この動画では水泳のことは一切触れられていませんが、やっていることは水中での伏し浮き動作と同じです。お腹と呼吸の動作をコントロールすることは水泳に限らずあらゆる運動動作を飛躍的に向上させます。
「運動でダイエットだ!」とお考えの方は、ぜひドローインも取り入れてみましょう。エコテキブログではみなさまの「運動によるダイエットライフ」を応援しています^^