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NHK大河ドラマ 「西郷どん 第14回 慶喜の本気」感想 ~「吉之助も本気」 #西郷どん #せごどん

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「第13回 変わらない友」では西郷吉之助と島津斉彬が、篤姫の輿入れを祝って二人きりの祝杯をあげていた場面がありましたよね。2枚目の写真を見ると、仕事抜きで本当に鈴木亮平さんと渡辺謙さんが酒盛りをしていたような感じがします。

NHKの大河ドラマは時代考証や小道具にも気合が入っていますので、本当に鹿児島産の芋焼酎を使っての撮影だったのかどうか気になるところです。

「吉之助も本気」

さて今週は「第14回 慶喜の本気」でした。一橋慶喜(松田翔太さん)が井伊直弼(佐野史郎さん)の前で啖呵を切って将軍職就任の本気を見せましたが、やはり我らが西郷吉之助の方が本気だったような感じがします。

殿に頼らず、ひとり前に立って動き出す回なので、よく見ていただくとメイクも変わっています。眉毛とヒゲがやや濃くなって、アイシャドーも少し入って、ちょっと大人になりました。

NHK 西郷どんの公式サイト(新しいタブで開く)でも鈴木亮平さんが解説されていますが、今回から吉之助の眉毛が太くなって、シャドゥも入っています。だんだん東京・上野に建てられた「西郷さん像」にも似てきたような感じがしてきましたし、「翔ぶが如く」で西郷隆盛を演じられた西田敏行さんにも似てきたよう感じがします。

西郷吉之助は現代的な志士

吉之助は江戸で他藩の志士と交流をもつようになって、考えることも何か垢抜けて近代的になってきました。ですが幼少期は泰平の世で育ったせいか、「人を斬る」ことには全く慣れていなかったようですね。薩摩藩は関ヶ原の戦いで西軍についてき敗走したため(島津の退き口)、いつでも臨戦態勢に入れる戦国の威風を保つお国柄と聞いていましたが。

現代的な感覚からすれば、いかなる理由があろうと「人を刺す」・「人を斬る」という行為は言語道断で許されることではありません。それだけに彦根藩士を刺したときに見せた吉之助の怯えぶりは、現代人に通じるものがあると感じました。

次回はとうとう島津斉彬が…

ご存知の通り、後年に国内で勃発した戊辰戦争では薩長の藩士や旧・幕府方の間で多数の血が流れることになりました。そういった歴史の流れで、人を一人刺すことさえ怯えてしまった吉之助の心情がどのように変化していくか楽しみです。

次回はいよいよ「我らが殿」の島津斉彬(渡辺謙さん)に死がおとずれるとのこと。引き続き4月22日(日)放送予定の「第15回 殿の死」にも期待です!