わしは、槙野の家の一切を、姉である槙野綾とその伴侶となる井上竹雄に譲る所存でございます。
上記のセリフは「NHK連続テレビ小説 らんまん 上 (1)」の「第13章ヤマザクラ」で、槙野万太郎(神木隆之介さん)が西村寿恵子(浜辺美波さん)と高知の実家・峰屋で祝言をあげたときに出た爆弾発言。
目次
綾・竹雄と万太郎・寿恵子のダブル結婚のあとにやってくる「貧乏」
万太郎と綾(佐久間由衣さん)の姉弟ダブル結婚が発表されることになりました。見た目にはハッピーハッピーな感じですが、これは後半に「何かを落とす」流れでしょうか?
つまり2組のカップルに貧乏という名の不幸がおとずれて話を面白くするというフラグが立ったような気がします。槙野万太郎のモデルとなった牧野富太郎の年譜を、高知県立牧野植物園や練馬区立牧野記念庭園のホームページで確認すると、
- 1888(明治21)年 妻の壽衛と東京の根岸に所帯を持つ
- 1891(明治24)年 経営が傾いた実家の家財を整理
となっています。「らんまん」は実在した牧野富太郎博士のモデルとして脚色しています。史実どおりとはいかないまでも、「貧乏」はNHK朝ドラのテーマの1つになっていますので、万太郎の植物学研究と寿恵子との新婚生活は困窮を極めるのではないでしょうか