NHK朝ドラ「らんまん」第7章「ボタン」の週に入ると槙野万太郎は「青長屋」と言う建物に出入りすることになります。「青長屋」とは当時の東京帝国大学理学部別棟にあった植物学教室のことです。
小説版の「NHK連続テレビ小説 らんまん 上 (1)」によると、平屋の建物に青いペンキで塗られていたことから、東京大学植物学教室は世間から青長屋と呼ばれるようになったそうです。
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「らんまん」の青長屋は日本の植物学研究が遅れていたことの象徴!?
東京帝国大学理学部といえば、明治日本の科学技術振興を担っていたはずですが、その一部である植物学教室は「青長屋」と何とも庶民的な呼ばれ方をしていたんですね。
東京大学総合研究博物館のホームページでも「青長屋」が実在したことが伝えられていますが、朝ドラ「らんまん」が「青長屋」と言うあだ名を持ち出してきたのは、それだけ当時の日本の植物学研究は欧米世界の基準から出遅れていたことを表したかったのではないでしょうか。
らんまん 相関図 東京大学植物学教室(青長屋)の人たち 田邊彰久・徳永政市・大窪昭三郎・野宮朔太郎...
NHK朝ドラ「らんまん」第7章「ボタン」以降で登場する、東京大学植物学教室(通称:青長屋)の教授・助教授・講師・学生などの人物相関図です。 らんまん 田邊彰久(要潤...
ちなみにそんな「青長屋の住人」たちは以上の記事でまとめています。