NHKで再放送されている「お登勢」の主人公・お登勢（津田登勢）の年齢は16歳です。一方、お登勢にキャストされた沢口靖子さんは、このとき35歳です（「お登勢」は2001年放送で沢口靖子さんは1965年6月15日生まれ(新しいタブで開く)）

お登勢 キャスト 相関図 沢口靖子 森口瑤子 葛山信吾 2023年9月24日日曜日からNHK総合テレビで再放送

お登勢16歳 沢口靖子さんは35歳

「お登勢」のお登勢が16歳であるというのは理由があります。

2023年9月24日日曜日に放送された「第1回淡路恋人形」で、語りとお登勢の父・玉太郎の役を兼ねるすまけいさんが、「お登勢は今年16歳」であるとはやばやと公表しているシーンがあるためです。

この年は1864（元治元年）で、京都の三条木屋町で「池田屋騒動」が起こった年でもあります。

お登勢の年齢に関して話を続けると、小説「続お登勢」の終章を読むと、このような記述があります。

明治十一年の一月、七草がすぎて間もないある日、お登勢と睦太郎は御園の小屋で祝言をあげた。睦太郎はこのとき三十八歳、お登勢でさえ三十の声を聞いていた。

「明治十一年」といえば西暦にすると1878年です。そこから14年を引くと、暦は1864（元治元）年になり、お登勢の16歳となり、ドラマと原作小説の設定がぴたりと符合します。

お登勢 ネタバレ 睦太郎と結婚するお登勢 志津と不倫する貢 2023年9月24日日曜日からNHK総合テレビで再放送

沢口靖子さん演じるお登勢の所作について

2001年当時の沢口さんといえば、すっかり名が知れ渡ってベテランの域に入っている女優さんでした。実際の沢口靖子さんとドラマのお登勢では20歳ほど歳が
離れています。

だからこそ沢口さんはあえて「世間知らずの田舎娘」を演じるために、素っ頓狂な声を出したり、無作法な所作をして「コントかよ！」と思うような演技に徹しているように見えます。