2020年11月30日月曜日から始まったNHK朝ドラ「おちょやん」第9週は、杉咲花さんが演じる千代ちゃんが京都の「鶴亀撮影所」の大部屋女優から、「鶴亀家庭劇」に移籍したところから始まりましたね。
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「鶴亀家庭劇」は「松竹家庭劇」のモデルか
「おちょやん」の物語で登場する「鶴亀」とは松竹株式会社をモデルにしていると考えられると書きましたが、この「鶴亀家庭劇」も、松竹に実際に存在した「松竹家庭劇」をモデルにしていると考えられます。
千代ちゃんのモデルとなった浪花千栄子さんが書かれた自伝書である、「水のように」ではこのように紹介されています。(位置 No.996/2410から引用)
私が、新潮座へ加入いたします前後、昭和三年の二月。まさか後日その人と結ばれるとは夢には思わぬ渋谷天外さんが曽我廼家十吾さんとの松竹家庭劇で、自分の本名一雄から、亡父天外の名を襲名して、その記念の公演が中座で行われておりました。しかし、女優としても、また人間としても、私が成長しました時期は、なんと申しましても、それから後、ほど経て松竹家庭劇へ配属され、はからずも昭和五年、前記天外さんと結婚いたしまして、
どうやら浪花千栄子さんも「松竹家庭劇」に所属されていたようです。このときの浪花千栄子さんの体験をもとに、「おちょやん」の第9週以降の物語が進んでいくのでしょう。
千代ちゃんと一平くんは「鶴亀家庭劇」で結婚か
ちなみにこの引用の中で登場する渋谷天外さんと曽我廼家十吾さんは、「おちょやん」の中では天海一平(成田凌さん)で、とは須賀廼家千之助(星田英利さん)のモデルになっている人物と考えられます。
そういえばNHKドラマトピックスで投稿された記事でも、千代ちゃんと一平は結婚するということになってましたね。