2022年後期放送の朝ドラ舞いあがれ!はオリジナル作品であるため、具体的にヒロイン・岩倉舞(いわくらまい)のモデルとなる人物は明らかにされていません。
岩倉舞のモデルとなる人物については、いくつかヒントがありそうですが、最終的には脚本家・桑原亮子さんのオリジナルキャラクターということになるのではないでしょうか。
岩倉舞とパイロット
桑原亮子さんは、舞いあがれ!の執筆にあたって「ある飛行士」から聞いたお話から、ストーリーの着想を得たそうです。
ある飛行士が「パイロットはいい仕事だと思う」とおっしゃった時、即座にさまざまな理由を予想しました。外国へ行けるから?やりがいのある仕事だから?再就職しやすいから? 予想はどれも外れました。答えは「空を見上げる仕事だから」。
この言葉を読みながらインターネットを調べていると、航空自衛隊や海上自衛隊で女性自衛官の方が、パイロット(飛行士)の職種に従事されている動画を見つけることができました。
動画を見ているとこれらのパイロットの方が職務を遂行するにあたってその思いを述べらています。このへんの考え方は岩倉舞とリンクするかもしれません。
岩倉舞と小型電動飛行機
舞いあがれ!のあらすじによると、舞はやがて東大阪と五島列島を行き来する電動小型飛行機の製作を目指すようになります。
舞いあがれ!のお話の中で後半のポイントは、飛行機の動力がジェットエンジンではなく、電気の力であることでしょう。
電動飛行機は世の中に存在しますが、2021年10月にはじめてヨーロッパで旅客飛行が認められたばかりです。東大阪と五島列島の間を定期的に往来するために商用化した電動飛行機が飛ぶかどうか、誰も分かりません。
飛行機作りの部品を1つ1つ取り上げていくと、誰がそのモデルになったか推測できるかもしれません。
つまり電動小型飛行機を飛ばすことに関しては、さまざまな資料をもとにして出来上がった、脚本家・桑原亮子さんのオリジナルキャラクターになると考えられます。