団地のふたり 団地のロケはUR滝山団地(東京都東久留米市6-1)
2024年9月1日日曜日から放送が始まる、NHKBSプレミアムドラマ「団地のふたり」のロケ地は、東京都東久留米市にある滝山団地です。滝山団地は旧・日本住宅公団(現・都市再生機構 / UR)が昭和30年代後半に整備した公団住宅です。
小説版「団地のふたり」によると、主人公・ノエチ(太田野枝/小泉今日子)と奈津子(桜井奈津子/小林聡美)が住む団地の名前は記されていませんが、このような描写があります。
昭和三十年代の半ばに建った団地は、築六十年になる。古いデザインなので棟と棟のあいだはゆったりと広く、花壇や住人用の菜園のスペースも多くとられている。小さいながらも集会所があり、公園が二つもあり、駐車場だって広い。団地脇の商店街を通り抜ければ、すぐに私鉄の駅もあった。ただ、住まいのある十何棟はどれも、エレベーターのない四階建てで、昇降には不便だった。幸い奈津子の家は一階だったけれど、三階以上の、とくに高齢の住人にはツラそうに見える。
確かに旧・日本住宅公団が滝山団地の着工を開始したのは、昭和30年代後半です。実在する滝山団地も築60年余りになります。またURが公開している滝山団地の物件情報を見ると、スペースが広く取られていたり、公園があったりすることがわかります。また滝山団地の最寄駅の1つである西武新宿線「花小金井」駅を出ると、元気な北口商店街が迎えてくれます。
さらにURが公開している建物の写真は5階建てであり、小説版「団地のふたり」が説明している「エレベーターのない四階建て」と高さの面から、両者のイメージは似ています。
団地のふたり あらすじ
団地で生まれた幼なじみのノエチと奈津子。結婚したり羽振り良く仕事したり、若い頃は色々あったけれど、わけあって昭和な団地に戻ってきた。小さな恥も誇りも、本気だった初恋のゆくえもお互いよく知っているから、今さらなにかを取り繕う必要もない。一緒にご飯を食べてバカなことを言い合いながら、日々へこんだ心をぷーぷー膨らませている。
古くなった団地では、50代でも十分若手。子どもの頃から知っているおじちゃん・おばちゃんの家の網戸を張り替えてあげたり、昭和な品をネットで売ってあげたり。時代遅れの「ガラクタ」でも、どこかにいる誰かにとっては、きっと「宝物」。運よく高値で売れたら、その日のご飯はちょっとだけ贅沢にする。一方、新たに越してくる住人たちもそれぞれにワケありで。助け合いながら、変わらないようで変わっていくコミュニティがそこにある。
まったり、さらり、時々ほろり。幸せってなんだろう。今日もなんとか生きていく。
団地のふたり キャスト相関図
団地のふたり 放送スケジュール
- 放送回数:全10回
- 放送開始日:2024年9月1日 日曜日
- 放送時間:午後10時から10時49分まで(NHK BSプレミアム4K/NHK BS)