今回の記事では、なぜルイ・アームストロングが、サッチモと呼ばれているかについて考えてみましょう。前回の記事では、カムカムエヴリバディの雉真るい(深津絵里さん)が、他の登場人物からやたらと「サッチモ」と呼ばれる理由について、前回のブログ記事で述べました。
サッチモ → サチョーマウスの省略。子どものころにつけられたあだ名
結論から言うとルイ・アームストロングは、子どものころからすでに周りの子供たちから”Satchmo(サッチモ)”とニックネームを付けられていました。
JAZZistry.orgでルイ・アームストロングについて説明するページを確認すると、”Satchmo”という名前の由来についてこのように説明されています。
He was raised primarily by his mother and attended the Fisk School for Boys where he was first exposed to music before he dropped out at age 11 to join a quartet of boys who sang on street corners for money.
It is thought that this is when he earned the nickname “Satchmo,” a shortened version of “Satchel Mouth” which Armstrong was called due to his habit of putting his earned money in his mouth so that older children could not steal it.
ルイ・アームストロングは11才にして、人前で歌を披露してお金稼いでいました。彼はその稼いだお金を他の少年たちに盗まれないように、口の中にしまっていたそうです。
その様子が、いかにもSatchel(ストラップが付いた子ども用の学生カバン)に似ていたそうなので、年長の子どもたちから”Satchel Mouth(さちょーまうす)”と呼ばれていたそうです。
さらにその”Satchel Mouth”が短くなって、ルイ・アームストロングのあだ名である”Satchmo”が誕生しました。
サッチモ → アンブシュア(トランペット吹くときの唄口)に似ているから説
インターネットでルイ・アームストロングはサッチモと呼ばれる理由として、彼のアンブシュア(トランペットを演奏をしていときの唄口)がいかにもSatchel Mouthに似ていて、それが定着したからという説もあります。
ただJAZZistry.orgは非営利団体であり、出どころがはっきりしていそうな情報なので、今回は前者の「サッチモはルイ・アームストロングが子どものころにお金を口の中に入れていたあだ名説」を採用したいと思います。