NHK朝ドラ「ブギウギ」に登場する秋山美月(伊原六花さん)は秋月美恵子さんがモデルと考えられます。
秋山美月モデル 秋月美恵子さんは笠置さんの東京公演に参加
1938(昭和13)年、東京の松竹楽劇団(SGD)で「スヰングアルバム」の第一回公演を行われた際に、笠置シヅ子さんとともに大阪の松竹少女歌劇から抜擢された1人です。
「スヰングアルバム」の東京公演に際して、SGDの正指揮者である紙恭輔は秋月美恵子さんのタップダンスにすっかり惚れ込んでしまったと言われています。
もっとも笠置シヅ子さんの自叙伝「笠置シヅ子自伝 歌う自画像 私のブギウギ伝記 Kindle版」によるともっとも秋月美恵子さんは、1931(昭和6)年ぐらいから、大阪の松竹少女歌劇団の団員として、すでに東京で行われる公演にも徐々に参加していたようです。
ブギウギ 秋山美月も男役のタップダンサー
実話として笠置シヅ子さんは、秋月恵美子さんと東京の公演を経験したことがあるせいか、朝ドラ「ブギウギ」でもヒロイン・福来(花田)スズ子(趣里さん)が、東京・梅丸楽劇団の歌手として選ばれたときに、秋山美月は男役のタップダンサーとしてと一緒に上京し、同じ下宿で寝泊まりします。
【#ブギウギ 登場人物紹介💃】
秋山美月:伊原六花鈴子のUSKの後輩。ライバルの花咲歌劇団から移籍してきた実力派で、男役で大人気となる。タップダンスの名手。理想が高く、ショーの質を高めるためには、先輩にも物怖(お)じせず意見する。#秋山さん pic.twitter.com/8ZCvRkwCOD
— 朝ドラ「ブギウギ」公式 (@asadora_bk_nhk) September 5, 2023
ただ秋山美月は男役としての見込まれる自分に物足りなさを感じ、大阪の林嶽男の招きに応じるように大阪に戻ります。
なぜ秋山が大阪に戻ってしまったという背景については、連続テレビ小説 ブギウギ Part1 NHKドラマ・ガイド Kindle版の第6週「バドジズってなんや?」・第7週「義理と恋とワテ」で描かれています。
(参考文献)