武蔵坊弁慶 最終回ネタバレ〜弁慶は戦死。衣川立往生。2023年1月4日水曜日から新大型時代劇「武蔵坊弁慶」がBS4Kで再放送
NHK「武蔵坊弁慶」の最終回で、弁慶（中村吉右衛門さん）は藤原泰衡（津嘉山正種さん）に追い詰められた源義経（川野太郎さん）を最後まで守ります。義経が切腹するために籠った持仏堂の前に立ちはだかり、全身で矢を受け止めて立ちながら戦死します。
NHK「武蔵坊弁慶」最終回あらすじ 原作版との違い
武蔵坊弁慶 再放送 2023年1月4日水曜日からNHKBS4Kにて。1986年放送のNHK大型時代劇。主演は中村吉右衛門さん（武蔵坊弁慶役）。1986年放送のNHK大型時代劇
ただ「武蔵坊弁慶」の原作を読むと、武蔵坊弁慶の最後はテレビドラマ版と異なります。テレビドラマ版は、義経の家族とその郎党たちは、最後まで北方に落ち延びようとして、家臣やその家族たちが藤原泰衡に差し向けられた兵に次々と討ち取られていきます。
一方で原作はすでに奥州藤原氏の棟梁である藤原泰衡と庶兄の国衡が義経になびかなくなった時点で義経は将来に悲観していました。その泰衡・国衡兄弟が義経追討の兵を挙げた時点で抵抗を諦め、義経は家族もろとも自害します。
義経が死んだ後、原作の弁慶は何のために戦ってわからなくなって葛藤しますが、これはテレビドラマ的にはいまいち映えないシーンになるかもしれません。
よって「武蔵坊弁慶」ではよく言われているように、「弁慶は義経を守るために全身に矢を受けて戦死」という弁慶の「衣川立往生」を描きたかったのではないかと思います。