朝ドラ「オードリー」の萩原晶子とは?
朝ドラ「オードリー」の萩原晶子(はぎわらあきこ)(永田めぐみさん)とは、佐々木梓(茂山逸平さん)の婚約者でのちに結婚して春海(はるみ)というを女の子を出産します。萩原晶子と梓とは京都大学医学部の同期生で卒業後は、梓と同じく京都大学医学部附属病院の研修医として働いていました。
梓と萩原晶子が結婚した理由
京大附属病院では梓は泌尿器科、萩原晶子は産婦人科で別々の部署で働いていましたが、癌のために子宮や膀胱を摘出した後の患者のQOL(クオリティー・オブ・ライフ)を研究する会で2人が同席するようになって、結婚を約束するまでに急速に仲が縮まったということです。
結婚に猛反対の愛子
梓はある日突然、母親の愛子(賀来千香子さん)に「合わせたい人がいるから」と言って、萩原晶子を愛子・美月・滝乃といった家族の前に連れてきます。そこで愛子が驚いたのはまず相手が、梓が以前から付き合っていたと思っていた女優の岬曜子でなかったこと。さらに驚いたのが晶子の堂々とした態度です。
仕事のこととはとはいえ、がんを患ったことのある患者の自殺問題について話したり、研究がきっかけで晶子の方から梓にプロポーズしていたりなど、およそ愛子の想定外のことを堂々と話す様子には愛子はとてもついて行けません。さらに晶子は自分も梓もこれから博士論文の執筆に取り掛かるので、普通の家庭生活はとても送れないことを了承してもらうよう愛子を説得しようとします。
「あんな自信満々な嫁はイヤ」とはっきりとした嫌悪感を示す愛子に対して、結婚することにのぼせ上がって周りが全く見えない梓。すれ違う母親と息子ですが、結局、梓が「晶子は誰にも渡したない。晶子の成功を自分の喜びにも変えられる男は自分しかおらん」と母親の方を振り切って、晶子との結婚にこぎつけます。
梓と付き合っていた岬曜子の仲は自然消滅
それまで付き合っていた岬曜子に関しては「自然消滅するやろ」と梓は判断していまし、姉の美月(岡本綾さん)は心配をしていましたが結局はその通りになってしまいました。「椿屋のオカン」こと吉岡滝乃(大竹しのぶさん)が、梓は曜子から心が離れていてどうしようもないことを伝えてくれました。子供の頃から梓に冷たかった滝乃にしては、気の利いたフォローかもしれません。
晶子は春海を出産。梓は春海を「マリア」と呼ぶ
そうこうして周りを心配させながら結婚をした萩原晶子と梓ですが、のちに晶子は春海という女の子を出産して、2000(平成12)年には11歳にまで育っていました。この頃、晶子は京大附属病院の教授に、梓は市立病院の泌尿器科で部長をしていました。
梓は、かつて姉の美月が父の春夫から「オードリー」と呼ばれたように、春海のことを「マリア」と呼んでいました。また晶子は仕事のためいつも帰りが遅く、春海の世話はすっかり愛子に任せきりになっていて、春海はすっかり「おばあちゃん子」になっていました。
かつては嫌っていた父・春夫がしていたことを梓は自分の娘にもする一方で、晶子と梓が結婚する際には「梓が嫁の尻に敷かれて乗っ取られるのではないか」と危惧していた愛子は孫の春海を晶子から乗っ取ってしまったというなんとも皮肉な形で朝ドラ「オードリー」の終盤を迎えることになります。