段田安則さんの佐々木春夫はGHQと交渉できるほどの英語力
朝ドラ「オードリー」の佐々木春夫(段田安則さん)は、その英語力を買われて戦後すぐ日本の農林省に入省してGHQと食糧輸入の交渉を担当しました。大京映画の黒田茂光社長は、外国人向けの撮影所のツアーガイドを気軽に頼んだりしますが、「インテリゲンチャ」と評しています。
佐々木春夫はカリフォルニアで身につけた英語
なぜ佐々木春夫は英語で撮影所のツアーガイドをできるかというと、12才で故郷の京都を離れて家族でアメリカ・カリフォルニア州に渡り、現地のカリフォルニア大学建築学科を首席で卒業するという輝かしい実績を持つからです。
そのため佐々木春夫は何か心に思い浮かんだことを英語で表現するというクセがあります。
“Happy Birthday, Audrey!
It was eleven years ago and I can recall the day just like yesterday. It was the day you came into this world, Audrey. Since then you have been what I live for ”(誕生日おめでとう、オードリー。11年前オードリーが生まれた日のことを、パパは昨日のことのように覚えています。それから今日までパパの生きがいはオードリーでした)(「オードリー 1」P.85より)
段田安則さん 英語の発音
段田安則さんの英語の発音を聞いていると純粋なアメリカ式発音というよりも、後天的に英語を習得した発音です。
もっともこれは段田安則さんが扮する佐々木春夫は「12才で渡米」という設定にぴったりと当てはまっていると思います。両親が日本人あれ、日系一世であれ、アメリカで育って大学まで出るような人であれば発音は、生粋のアメリカ人に近いものになると考えられます。
朝ドラ「オードリー」に出演するにあたって、段田安則さんは佐々木春夫の役作りとして、相当英語の発音を練習したのではないでしょうか。