NHK大河ドラマアンコール「篤姫」のお話とは、天璋院篤姫の生母・お幸が於一(おかつ・のちの篤姫)を妊娠したころ(1835年6月ごろ)に「その子を江戸に連れて参る」と言われたところから、1883年に天璋院篤姫が東京の徳川家達邸で亡くなりその霊魂が薩摩に向かって帰るというところまでのお話です。
「篤姫」ネタバレ 天璋院篤姫の生涯 第1回から第50回まで
お幸(樋口可南子さん)が於一(宮﨑あおいさん)を妊娠したという話は第1回「天命の子」の冒頭で描かれ、天璋院篤姫が東京で死ぬというお話は最終回(第50回)「一本の道」のラストで描かれます。
この50回のお話の間に徳川宗家を明治維新の戦火から生き延びさせたということで、のちに名を残した天璋院篤姫の生涯が克明に表現されることになります。
「篤姫」ネタバレ 小松帯刀の活躍 第1回から第50回まで
大河ドラマアンコール「篤姫」のもう一つのあらすじと言えば、篤姫に次ぐ準主役とも言うべき、小松帯刀(肝付尚五郎)(瑛太さん)の活躍と言えるでしょう。天璋院篤姫と小松帯刀の生まれ年はほぼ同じで、それぞれ1836年と1835年です。
第1回「天命の子」では、島津斉彬(高橋英樹さん)が篤姫と小松帯刀の実父である、島津忠剛(長塚京三さん)と肝付兼善(榎木孝明さん)に安産を願って赤と青のお守りをともに授けます。そして第50回では篤姫だけでなく、小松帯刀も大坂の医学校で亡くなります。
「篤姫」ネタバレ 於一と尚五郎の一生
ちなみに天璋院篤姫が1883(明治16)年に亡くなったのに対して、小松帯刀が亡くなったのは1870(明治3)年です。2人の没年は13年の開きがあるものの、「篤姫」では2人が死ぬシーンは、同じ回で描かれます。
このことから「篤姫」では第1回のタイトルのように、「天命の子」として運命づけられているのは天璋院篤姫(於一)だけではなく、小松帯刀(肝付尚五郎)もそうであったと読み取ることができるでしょう。