水泳をすることでダイエットしたいと考えている人は、「みんなのストレッチ 永久保存版 1日3分! 膝・腰・肩 しつこい痛みから解放される」に書かれているストレッチを忠実に守って実行しましょう。かつ漫然とストレッチをするではなく、「静的ストレッチ」を「ハードな運動後」に「呼吸を意識しながら」行いましょう。
泳いだあとにストレッチをしたがらない人の心理
ダイエット目的でプールにきている水泳初心者の方に泳ぎ方を聞かれたときに、自分は「(静的)ストレッチをしましょう」と提案します。ですがたいていは嫌な顔をされます。嫌な顔をする人の心理としてはおそらくこんな感じでしょう。
- ストレッチなんかでは汗をかかない
- ジジくさい、またはババくさい、面倒くさい
- ストレッチなんかよりも手足の使いかたを教えてほしい
「あなた、そう思っているでしょう?」と直接聞いたことはありませんが、顔の表情を見るとこれらの心理がビンビンに伝わってきます。
泳ぐだけでなく呼吸の練習も
泳ぐことこそ水泳の練習です。しかしながら泳ぐばかりが水泳の練習ではありません。ハードな泳ぎをした後に、陸上で20~30秒ほど呼吸を意識しながら全身くまなく伸ばすことも優れた練習法の1つです。
泳いだあとにストレッチをすることのメリット
泳ぎがハードになればなるほど、交感神経が活性化します。交感神経が活性化すると、体が緊張するため筋肉は硬くなります。そこで泳ぎの練習が終わったあとに1ポーズ20~30秒間の静的ストレッチを全身くまなく行うと副交感神経が活性化して、以下の効用が得られます。
筋肉が柔らかくなる ↓ 筋肉が長くなる ↓ 使える筋肉が多くなる ↓ カロリー消費が多い ↓ ダイエット効果が上がる
泳いだあとにストレッチをしないことのデメリット
一方、泳いだあとに静的ストレッチをしない場合、ダイエットの効果は限定的となります。
筋肉が硬くなる ↓ 筋肉が短いままの状態になる ↓ 使える筋肉が少ない ↓ カロリー消費が少ない ↓ ダイエット効果は限定的
ダイエット効果が高くなる泳ぎ方のコツ
プールサイドを見渡すと泳ぐときに手足をどうやって使うか悩んでいる人を多く見かけます。ですがそういった方にこそ声を大にして言いたいと思います、「悩むところが違う」と。
ダイエットすることを目指して泳ぐのであれば、息継ぎをしたときに吸い込んだ空気を「意識的」に吐くようにしましょう。ここでいう「意識的」とは、お腹いっぱいに吸い込んだ空気を、背中を経由して全身くまなく空気を押し出すことです。
この一連の呼吸動作ができる人は、泳ぎのテクニックを知らなくてもある程度の泳ぎになっています。また筋肉を使っている量も多く、カロリー消費量が大きいと考えられます。
ただしこの呼吸法は水の中で泳いでいるだけではなかなか身につきません。泳いだ後に「みんなのストレッチ」を見ながら、書かれていることを習慣化しましょう。