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【読書感想】ここまで変わった日本史教科書

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自分が高校日本史を学習していたときと比べて、歴史の針は少し進んでいました。「プラザ合意」・「バブル経済」・「地上げ」・「ジュリアナ東京」が、新たに加わっていました。やはり、大阪府立登美丘高校のダンス部が踊っていた「バブリー」はお上公認の歴史的遺産ですねw

「治安維持法」・「2・26事件」・「国家総動員体制」

ところで昭和初期から太平洋戦争までの終結については、今も昔も中学生や高校生に説明するのは難しいようですね。「治安維持法」、「2・26事件」、「国家総動員体制」など、重要な法律や事件、政策について事実の羅列に終始しているのは、なんともやるせない気持ちがします。

これらの法律は今の生活でも十分に関わっていることです。それぞれの今の生活や仕事の現場で「なぜこんなことをしているのか(させられているのか)」の手がかりになります。

治安維持法

日本国憲法では保証されている言論の自由、表現の自由を奪った名高い「悪法」です。太平洋戦争終了後にGHQがその「悪法」が廃止した瞬間に何がおこったのでしょうか?かつ今の職場や教育の現場でどのような及ぼしているのでしょうか?

2・26事件

テロの標的となった高橋是清とはどんな人物だったのか?彼が日露戦争のときに行った日本国債の売り込みと金利は今の長期金利と比べてどれぐらいの差があったのか?またなぜ一部の軍人から大蔵大臣として目の仇にされていたのか?

国家総動員体制

国民全体を軍需物資の増産に駆り立てるために、何を「エサ」として釣ったのか?実はその「エサ」は未だに残っていて、しかももう「腐っている状態」になっているのはなぜか?

高校生にこだわらなくても良いのでは?

歴史学習はある程度時間をかけて、知識の蓄積がないと難しいと思います。社会科学、人文科学など複数の視点から見ないといけないので、Google検索だけでカバーできるものでもありません。人生経験の浅い10代の方にいかにして興味・関心を持ってもらうかは、自分自身もよく分かりません。

と言っても一般教養はいつの時代でもどんな世代の人でも必要なことです。単にカーン・アカデミーeboardのようなオンライン学習ツールがもっと流行ればいいと思っているんですが。それじゃあきませんかね?