【読書感想】FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣

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ファクトフルネスとは、人間の本能が引き起こす重大な勘違いのことを指します。「第11章ファクトフルネスを実践しよう」で10個の重大な勘違いを乗り越える方法として、ファクトフルネスの大まかなルールと処法が示されています。

目次

ファクトフルネスの大まかなルールとその処方

以下はP325に掲載されている、「ファクトフルネス」とその処方を引用しました。

1. 分断本能

大半の人がどこにいるか探そう。

2. ネガティブ本能

悪いニュースの方が広まりやすいと覚えておこう。

3. 直線本能

直線もいつかは曲がることを知ろう。

4. 恐怖本能

リスクを計算しよう。

5. 過大視本能

数字を比較しよう。

6. パターン化本能

分類を疑おう。

7. 宿命本能

ゆっくりした変化でも変化していることを心に留めよう。

8. 単純化本能

ひとつの知識がすべてに応用できないことを覚えよう。

9. 犯人捜し本能

誰かを責めても問題は解決しないことを肝に銘じよう。

10. 焦り本能

小さな一歩を重ねよう。

ふだんは意識する必要はないファクトフルネス

と言っても、ふだんは10個のファクトフルネスを意識して「データを正しく見る習慣」をつける必要はないと思います。たいていの人は「日ごろの習慣を10個変えろ」と言われても忘れてしまうので。

それよりも人生に挫折したときこそ習慣化できるチャンスです。例えばこんな状況で読むと効果的でしょう。

  • 財産を丸ごと奪われるほどの災難に遭った
  • 生死を分かつような事故に遭ったりや病気におそわれた

長い人生の中でも最悪・最凶のイベントに出会ったときこそ、人間の器量が試されます。そのときこそ「FACTFULNESS(ファクトフルネス)」は、あなたにとっての手引き書となるでしょう。

10年後に「そういえばそういうこともあったっけ」っとケロッとしていられると、あなたはすでに「データを基に世界を正しく見る習慣」が身についているはずです。

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