【読書感想】越境EC&海外販売 攻略ガイドブック

中・長期的な視点で見ればはだらだらと減価(円安)していくと思います、あくまでも個人的な意見ですが。いわゆる日本銀行の量的緩和政策(通称:「黒田バズーカ」)について出口戦略が見えないからです。

自分は経済アナリストではありません。詳しいコメントはできませんが、Twitterで本石町日記さんがつぶやく「日銀ウォッチング」を眺めているとそんな感じがします。

目次

日本人はそのうち円よりもドルやユーロを求める

円安が止まらないとどうなるか?輸入品の価格が上昇します。そうすると私も含めてみなさんは円を持つより、流動性の高い他国・他地域の通貨(ドルとかユーロとか)を持ちたがるでしょう。

では外国通貨を持つためにはどうすれば良いでしょうか?選択肢の一つとして、日本の物産を海外に輸出して、外貨を稼ぐことになるでしょう。ただ一口に輸出で外貨を稼ぐと言っても、個人ベースでどうやって始めたら良いのでしょうか?

書いていることがとにかく具体的

本書では世界各国・地域の市場規模や商慣行からはじまって、決済、配送、Webサイトの構成、通関手続き、キャンセル処理などが網羅的に紹介されています。

しかも説明がとても具体的です。海外のお客様が満足して購入していただけるまでの必要なサービスについて、丁寧に書かれています。例えば海外向けECサイトを構築するツールついても輸出事業の規模によって、使い分けが紹介されています。

もっとも本当に輸出ビジネスを始める場合、WordPress一つにしても採用するかどうか、自分でよく調べなければなりません。ただ、最初に「ざっくりとこんな感じ」と把握しておけば、自分が何をすべきかやりやすいと思います。

「ガチ勢」にぜひおすすめしたい一冊

インスタグラムあたりでいろいろなアカウントを見ていると、ときどき「副業で月収100万円。LINEメッセージはこちら」や「あなたの夢を叶えます」的なアカウントを見かけます。自分はどちらもやったことがないので、その良し悪しは分かりません。

ただ、そうやって稼いだとしても得られる通貨は円に過ぎません。いま100万円稼げたところで、将来に渡って100万円の価値を保てるかどうか分かりません。

ガチで輸出ビジネスを始めて、恒常的に外貨を稼ぎたい方や日本国内での商品販売に心が折れそうになっている方にとって、ぜひおすすめしたい一冊です。

閑話休題

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ちなみに上述でWebサイトの比較について触れましたが、他にも専門代行サービスの利用は欠かせません。その一つとしてクラウドベースの送り状システムである、SHIP&COがあります。商品を発送するためには送り状が欠かせませんが、手書きや手入力するとかなりの時間が必要となるでしょう。

そこでSHIP&COでは、手書き・手入力の送り状を1件あたり20秒で作成できるそうです。料金は発行1件ごとに20円で、月額固定プランを採用すると49,980円です。もし毎月2500件以上発行される場合は固定プランがお得になります。

輸出ビジネスを真剣にお考えの方には、ぜひSHIP&COの利用についてもご検討いただければと思います。

2017年9月25日(月)追記

2017年9月25日の時点で、SHIP&COの料金体系が変更していることが判明しました。49,980円の月額固定プランがなくなって、今は20円/件の課金プランのみとなっています。詳しくはこちらの記事で確認できますので、よろしくお願いします。

【参考サイト】

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