銀行のリアル店舗が真っ先に淘汰されるかもしれませんね。もちろん銀行業そのものがなくなる訳ではないと思いますが。AIや銀行APIがどうこうというよりも、銀行の経営自体がマクロ経済的に手詰まりな状態になっている気がしますので。
銀行が「苦しい」3つの理由
金融庁、地銀の地元貢献を指標に 数値で比較、競争促す:日本経済新聞 https://t.co/zqMLyciTox
— Hiroshi Fukui@DMM英会話は休会予定 (@echizenya_yota) November 9, 2017
金融庁が必死になって地方銀行の尻を叩き回っていますが、「焼け石に水」かと(もしくは銀行業界のスリム化を行うためのアリバイ作りか)。既存の銀行の経営が苦しい理由はこんなところかと考えています。
- 低金利すぎて利ざや収入が期待できない
- 高度成長期の製造業のように成長が期待できる産業が育っていない(新規の融資先がない)
- 日本銀行が金融引き締めに走ったら財務省に買わされている日本国債の資産価値が下落してバランスシートが痛む
ドイツでは完全無人化API銀行が誕生
既存の銀行にとって唯一の期待の星は為替・投資信託などの手数料収入ですが、おそらく「アマゾン銀行」や「Google銀行」に価格破壊を起こされて、美味しいところを持っていかれるのではないかと個人的に推測しています。
つい先日、三メガ銀行が店舗網の再編を促すという報道がされましたが、アメリカの金融当局はその斜め上をいく政策ですね、そもそも銀行業の免許を自由化するとのこと。
近い将来に紙のデータがAPIになり、行員はJavaScriptでNode.js本部、Express支店、React.js支店など完全無人化の支店がスマホ上にできるかもしれませんね。
ちなみに、ドイツではすでに完全無人化API銀行がスマホで「支店」を構えているらしいですよ。
銀行はリストラするの?
ちなみにこちらの人事コンサルタントの方の記事を読むと、銀行内においてかつての「追い込み部屋」のようなものが発生する可能性は低いと分析されています。
ただこれから銀行に入行しようかとお考えの方は、ご自身のキャリアについてよくよく考えることをおすすめします。