この本を読んでまつもとゆきひろ先生の職業は「言語デザイナー」であることに、はじめて気がつきました。
ですが残念ながら自分の知識・経験程度では、第1章の前半部分しか理解できません。ただプログラミングを学習している身としては、一般教養的に覚えていた方が良いと思うことが最初の数ページにまとめられていることが分かりました。
以下はP.20とP.21の内容を整理した内容です。覚えておくと自分より初学者の方に向けて自慢できそうなので、備忘録的に書き残しておきます。w
目次
プログラミング言語とは
「プログラミング言語」とは正確に表現すると、「言語」と「言語処理系」に分けられます。
「言語」とは
言語は「文法」と「語彙」で構成されます。
- 「文法」→どのような記述がその言語でのプログラミングの表現になるかを定めたルール
- 「語彙」→その言語で記述されたプログラムの呼び出せる機能の集合
例えでいうならば、「語彙」とはいわゆるライブラリのようなもので、その言語がはじめから備えられている組み込み機能を指すそうです。
「言語処理系」とは
「言語処理系」とは、その「文法」や「語彙」を実際にコンピュター上で実行できるようにするためのソフトウェアのことを指します。大きく3つの機能に分けることができます。
- 「コンパイラ」→文法を解釈する
- 「ライブラリ」→語彙に相当する
- 「ランタイム」→ソフトウェアを実際に操作させる
そういえば、数年前にJavaを学習しているとしきりに、「コンパイラ」という用語が出てきたり、その比較として「インタプリンタ」という用語も出てくることを思い出しました。
実際にWebアプリケーションを作りたかったら手を動かしてなんぼです。ですが行き詰まることもあるでしょうから、最初の部分だけでも息抜きに読んでみるのも良いかもしれません。まつもと先生ありがとうございました!